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「尾瀬の思い出」 2013.6.13 岡村
学生時代に友人と大清水小屋、長蔵小屋、竜宮小屋に泊まり尾瀬を歩いた。大清水から歩き始めてハアハア言いながら三平峠に着いた時、野兎がピョーンと跳び出してきた。尾瀬ヶ原では青空のもと一面に橙黄色のニッコウキスゲが咲いていた。東京から来たと言う三人組のお兄さんにユウレイタケ(ギンリョウソウ)、トキソウ、サワランなど小さくて可愛い花々の名前を教えてもらった。大清水小屋のご夫婦、長蔵小屋のご主人、竜宮小屋のお兄さんとの語らい、心のこもった素朴な料理など「はるかな尾瀬」で数日間ゆったりと満喫して過ごした。今から思えばその時の感動が出発点となりその後の山歩きに繋がっていったように思う。
イメージ 大江湿原のニッコウキスゲ (1978.7清水) | イメージ 大江湿原のニッコウキスゲ (1978.7清水) |
秋 9月
社会人になり、静かな尾瀬を歩きたいと思い9月下旬の平日に休暇をとり単独で出かけた。草紅葉にはまだ少し早かったが、ツタウルシの葉が所々で紅く染まっていた。この頃もまだ尾瀬の山に登りたいとは考えていなかったので木道から離れて至仏山に登っていく登山者の後ろ姿がだんだんと小さくなっていくのをすごいな〜と思って眺めていた。
春 5月
ゲレンデスキーばかりしていたがアウタースキーに興味を持ち始め、時々山スキーをするようになった。尾瀬から平ガ岳に行きたいと思っていたら清水さんも同じ思いであることを知り一緒に行くことになった。3回目(4年越し)のチャレンジで山頂に立つことができた。1996年5月、天気も良く雪も多かったが鳩待峠行のバスが運休していたため戸倉から歩くことになった。重荷で歩き疲れ鳩待峠で泊まることになった。蒼い月夜であった。翌朝、体力も回復し早朝カリカリに凍った尾瀬ヶ原を走るようにスキーを滑らせたが平ガ岳までは時間的に無理だと分かり大白沢山の頂上から引き返すことになった。残念な思いがあったが頂上から眺めた尾瀬ヶ原の雪原、雪解けたところに生まれたばかりの赤ちゃんのような水芭蕉が開花し始め、太陽の光に反射してキラキラと輝く様はまるで宝石をちりばめたように美しかった。1997年5月、猫又川右股で泊まり大白沢山に登った。ススケ峰から滑り降りるスキーヤーがゴマ粒のように小さく見えた。天気が悪かったので平ガ岳には行けず、ススケ峰に登った。猫又川を渡る時に水量が多く流れに勢いがあったのでバランスをくずし、びしょ濡れになりテントの中で新聞紙を靴の中に入れて水分を吸い取らせては取り出してストーブで乾かすことを何回も繰り返した。1999年5月、猫又川渡渉用に膝までの長靴を準備して再々チャレンジ。幸い天気も良く雪量も十分であった。今年こそと気持ちも引き締まり先行する二人にたびたび待ってもらいながらたどりついた平ガ岳山頂は何もないだだっ広い雪原であった。周囲の名立たる雪山の展望は素晴らしく感無量であった。長くて苦労した道のりも帰りは気持ちよく滑ったり歩いたり楽しく充実感でいっぱいだった。
大白沢山から見た平ヶ岳 左のピークは中ノ岳(1996.5) | 平ヶ岳から大白沢山、日崎山そして至仏山を望む(1999.5) | |
ジャンクションピーク付近からの平ヶ岳(1999.5) |
平ガ岳登山の翌日、雪のある季節にしか登れない景鶴山に登った。頂上付近は岩場で景鶴沢が尾瀬ヶ原に向かってザーッと切れ落ちているのを見ると自分も滑り落ちそうな気がして怖かった。狭い岩場でストックを持っていると邪魔でバランスがとりにくく、この時は高所恐怖症になったように落ち着かず頂上で長居できずおにぎりを食べてすぐに下山した。
大白沢山付近から景鶴山と燧ヶ岳を望む(1999.5) | 景鶴山から見下ろした尾瀬ヶ原(1999.5) |
秋 9月
時々静かな尾瀬を訪れたくなる。尾瀬の代表的な山にはまだ登ってなかったので人の少ない静かな秋に単独で燧ケ岳に登った。夜はビデオ上映会があったので参加した。尾瀬の常連さんも多く楽しい一夜であった。尾瀬に来たのはこの時自分は6回目だったが参加者の
バスツアーで会津駒ヶ岳に登った。帰りに御池ロッジに泊まり御池田代の湿原歩きをした。キンコウカやヒメシャクナゲなど高山植物の綺麗な時期であった。2〜3時間の散策であったが早朝の爽やかな空気と景色にやはり尾瀬はいいなあと思った。
(非積雪期) 山行き前の装備点検、重量点検にお使いください。
服装、履物 | チェック欄 | 一般携行品 | チェック欄 | 炊事、食事関係 | チェック欄 | 食料 | チェック欄 | 情報関係、記録 | チェック欄 | |||||
上着 | リュックサック | ガス | 米 | 免許証 | ||||||||||
ズボン | サブザック | バーナー | ラーメン | 健康保険証。 | ||||||||||
半ズボン | ザックカバー | コッフェル | パン | 時計 | ||||||||||
セーター | シュラーフ | ライター、マッチ | レトルト食品 | 携帯電話 | ||||||||||
カッターシャツ | シュラーフカバー | コップ | インスタントコーヒー | ラジオ | ||||||||||
ポロシャツ | マクラカバー(布袋) | ボウル | 緑茶 | 筆記具 2本 | ||||||||||
ズボン下 | エアマット | ペーパーコップ | ビール、アルコール | 手帳 | ||||||||||
替え下着 | ストック | ペーパートレイ | つまみ | メモ用紙 | ||||||||||
ウインドヤッケ | ヘッドランプ | ミニタオル | 果物 | 地図 | ||||||||||
帽子 | 予備電池、球 | ペーパータオル | 非常食 | 磁石 | ||||||||||
スパッツ | ウェットティッシュ | 嗜好品 | GPS | |||||||||||
手袋、軍手 | はし | シュガー | 予備電池 | |||||||||||
履物 | 洗面道具 | スプーン | 塩 | ガイドブック | ||||||||||
登山靴 | タオル | ナイフ | 醤油 | 交通チケット | ||||||||||
サンダル | ハンカチ | 栓抜き | 宿予約チケット | |||||||||||
予備靴紐 | ティッシュペーパー | 水筒またはペットボトル | 温度計 | |||||||||||
雑巾 | 茶 | |||||||||||||
洗剤 | 予備の水 | 健康、安全 | カメラ関係 | |||||||||||
ポリ袋、衣類の防水 | テルモス | 救急薬 | カメラ | |||||||||||
幕営 | 細引き | トイレットペーパー | 持病薬 | 替えレンズ | ||||||||||
テント本体 | レジャーシート | 古新聞 | サングラス | 予備電池 | ||||||||||
フライシート | 呼子 | ゴミ用ポリ袋 | 日焼け止めクリーム | 充電器 | ||||||||||
グランドシート | 針、糸 | まな板、ボール紙 | ハンドクリーム | 予備メモリ | ||||||||||
ポール | (岩場、沢登り) | 常用化粧品 | レリーズ | |||||||||||
張り綱 | ハーケン | 耳栓 | 三脚 | |||||||||||
ペグ | ハンマー | ウチワ | マニュアル | |||||||||||
短ザイル | 防虫ネット | |||||||||||||
長ザイル | 香取線香 | |||||||||||||
カラビナ | 虫除けクリーム | |||||||||||||
ヘルメット | 携帯線香 | |||||||||||||
ハーネス | 熊除けスプレー |
(積雪期) 非積雪期の装備の他に準備または考慮すべき装備
服装、履物 | チェック欄 | 一般携行品 | チェック欄 | 炊事、食事関係 | チェック欄 | 食料 | チェック欄 | 情報関係、記録 | チェック欄 | |||||
キルティング上着 | オーバー手袋 | 冬山用ガス | トランシーバー | |||||||||||
オーバーズボン | アイゼン | |||||||||||||
目出し帽 | ワカン | |||||||||||||
ゴーグル | スノーシュー | 健康、安全 | ||||||||||||
雪山用ストック | 使い捨てカイロ | |||||||||||||
ピッケル | 雪崩ビーコン | |||||||||||||
幕営 | 短ザイル | ゾンデ | ||||||||||||
冬用テント(外張り付き) | 長ザイル | 雪山用スコップ | ||||||||||||
ランタン(暖房目的) | カラビナ | |||||||||||||
ローソク | ヘルメット |