北海道遠征まとめ
1) 期間;7月1日~7月6日
2) 行動記録
7月1日12:10発JAL2007便で伊丹空港を出発した。 着陸前に雲上に浮かんだ夕張岳を見ることができた。新千歳空港からレンタカーにて宿泊の夕張フォレストYHに移動した。
7月2日、夕張岳登山。お目当てのユウバリソウを見ることができた。長い歩きだったが皆、元気で戻ることができた。下山後、宿泊地の南富良野にある吹上温泉に向かった。
ここで2泊する。食事がないため、近所のスーパーで買い物をする。
7月3日、富良野岳登山。安政噴火の影響が残る荒々しい谷筋の後、十勝連峰の縦走路分岐からはお花畑を楽しんだ。下山後、入浴してから近辺を観光した。
7月4日、予備日としていたが、天気予報を考慮し、旭岳登山を実施した。吹上温泉から旭岳ロープウエイに向かい、6:50の2番目の便に乗り、姿見駅から散策路を歩いた山頂を往復した。山頂ではハプニングがあり大いに盛り上がった。下山後、ビジターセンタに立ち寄った。
7月5日、富良野に戻り富田ファームで花を満喫した。千歳の第一ホテルに戻る途中、南富良野のメロン販売店でスイカを食べ、完熟のメロンを購入し、ホテルで味わった。
7月6日、9:00発のJAL2000便で伊丹空港に向かう。機上から残雪の鳥海山を見ることができた。
出発前にはお天気が心配されたが予報が良いほうに変わり、雨具を使うことはなかった。山頂ではガスがかかり遠くの眺望には恵まれなかったが、時期ぴったりのお花畑を楽しんだ。夕立や突然の雨も避けることができ幸運な遠征だった。期間を通じ、雄大な北海道の自然を味わうことができた。
個別の記録はそれぞれ次のように割り振った。
7月2日夕張岳:植木担当
7月3日富良野岳他:白柳担当
7月4日旭岳:塚本担当
7月5日富田ファーム他:南井担当
(文 南井)
夕張岳(1668m)
2022年7月2日(土) 曇り
1座目 花の100名山 夕張岳1668m
とにかくロングコースなので4:30宿を出発。国道から狭く曲がりくねった林道を14キロも進んで(6/18開放されたばかり)やっと駐車場。
クマ鈴、笛、ザックカバー準備して,5:40いざ出発。
人気の冷水コース、山頂まで7キロか‥とテンション下がり気味で歩き出すが励ますように、早速あちこちに花がお目見え。ナナカマド、ウコンウツギ、ゴゼンタチバナその他咲き誇っている
2.6㌔歩いて馬の背コースとの合流点まできたがまだ先は長い。
山頂までまだ4.5㎞急登が続き、心のよりどころはお花だけ(笑)
シラネアオイの群生地の看板が出てくるが花は時期遅れでがっかりしたがその後、旬の群生地が出てきてホットとする。白い色もある。
すぐ先の憩い沢では思いがけず水芭蕉!
馬の背コース合流点 | ||
シラネアオイ(シラネアオイ科) | 水芭蕉とエゾノリュウキンカ |
展望が開けていたらすごい風景だろうけどずっとガス。いやいや雨が降らないだけ良いか
お花畑が綺麗な「1400m湿原」は木道が整備されているけど、シットリ濡れていて、しかも斜めってるし、これはこれで曲者。
紫のポンポンを付けたシロウマアサツキが群生していて、ニラのようなネギのような香りがほんわか。
湿原の中に木道が続く |
沼にオタマジャクシがいっぱい! 雪解け水は冷たいと思うけど、ちゃんと育つのかしら?
ガマ岩もなんとなく見えるがガスの中・・
あちこちに標識が立っていて距離を教えてくれるけど、時間かけたわりに山頂が近づかない。
ようやく風ビュービューの1500m「吹き通し」まで来た。
ここにお目当ての固有種「ユウバリソウ」が咲いているがもう終盤。そして予想以上にこじんまりしたお花。
夕張岳の固有種、ユウバリソウ(ゴマノハグサ科) 青色のウルップソウに形体は酷似 |
ミヤマオダマキ(キンポウゲ科) |
さぁ山頂に向けてひと頑張り。ハイマツの急斜面を登って皆さん休憩中の神社に到着。
なんと山頂はまだこの上
荷物デポして最後の力を振り絞り山頂1668mへ
10:45 やっと着いたよ―――――遠かった―――――――
ガスで他は見えません
山頂手前の祠 | 山頂にて |
パワーチャージして、下山開始。こんな急登やったんや・・と振り返りながら1100mまで下りて分岐に到着。
「馬の背」から夕張岳ヒュッテコースで下山?と色気を出したけど追いついてきた女性の「そちらはひと山越える感じですね」と言う
アドバイスに迷わず冷水コースのピストンへ(笑)(笑)。
ミネラルを求めて乱舞するチョウに驚きながら15:00やっとこさ登山口に戻ってきた
山には多くの花がありました。花の写真を少し追加。
ムシトリスミレ(タヌキモ科) | シロバナエンレイソウ(ユリ科) | |
ユウバリリンドウ(リンドウ科) | タカネヤハズハハコ(キク科) |
行動時間9時間越え、標高差1243m お疲れ山!!
ここから国道まで戻る林道は、ある意味一番困難かも。対向無理ながけ崩れ地点で大型車に遭遇。
後続車のおじさん(夕張ヒュッテ関係)の指図の元、何とかすれ違ったけど、相手の少し後方にちゃんと待機場所があった(怒)。
今夜の宿への道中、キタキツネに遭遇。思ったよりきれいな色でなく、しかもガリガリでびっくり。
エゾシロチョウの一団です | キタキツネ |
連泊の宿に向け100キロ近く走り富良野へ
スーパーで買い物してチェックインし旅程2日目を終了
今日も長距離運転、南井さんありがとうございます
(文: 植木)
宿;夕張フォレストYH |
夕食 |
参加者 会員4名(植木、白柳、塚本、南井)
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