鈴鹿 綿向山山行記録/関西の山の会会員募集「山があるクラブ・Ⅱ」登山クラブ

山行記録

鈴鹿 綿向山(1,110m)

2023年2月11日(土) )快晴
 天気予報では朝方の冷え込みは期待できず、三月の陽気とのことだった。7合目でも霧氷には出会えなかったが、冬道を登るにつれ白い枝が増えだした。山頂近くになると青空を背景に、一面の霧氷の世界になった。日当たりの良いところでは頭に氷が落ちてきた。眺望ポイントに出ると、霧氷越しに霊仙山や御池岳が望め、霧氷が青空に映えた。山頂では風を避ける斜面に陣取り、暖かい日差しの下で寒さを感じることなく、ゆったりとランチタイムが取れた。新入の参加があって和やかな1日を過ごせた。

 駐車場(855910出発)-登山口(ヒミズ谷避難小屋、9:35)-3合目あずみ小屋(10:3010:35-5合目避難小屋(10:55)-7合目(11:15)-竜王山分岐(10:55)-綿向山頂(11:5512:35、昼食)-竜王山方面稜線(12:45)-冬道方面分岐-7合目(13:15)-5合目(13:25)-登山口(ヒミズ谷避難小屋、14:20)-駐車場(14:5015:00出発)

  行動時間:5時間40分 、歩行距離  9.4㎞ 、累計高度差 :986m 


 日野のコンビニに大阪勢と滋賀勢が集合し、登山口の駐車場に向かう。山頂には雲がかかりよく見えないが、よく見ると上部では霧氷なのか白っぽくなっていた。土曜日の祝日とあって駐車場が心配だったが、地元の方の誘導で集落の空き地に無事駐車できた。ありがたいことだった。

準備を整え、出発する。昨日の雨か、川沿いの道には雪がなかった。登山客が続く。寒さはなく、ヒミズ谷避難小屋で服装調整を行う。スギ林のなかの登山道は一部凍りついたところがあったが雪は比較的少なかった。

3合目の林道からあずみ小屋に進み、ここでアイゼンを装着する。五合目避難小屋まで雪道になり、スギ林が続く。小屋の前で一休み、一鐘つく。比良山の蓬莱ゲレンデ、比叡山、三上山が望める。

   
ヒミズ谷出合小屋    3合目小屋(あさみ小屋)
     
5合目小屋から西の展望。 琵琶湖の向こうに比良山の峰々    


 五合目からの道は直線的で、スギ林からブナ林に変わる。七合目(行者コバ)から冬道になるが、この付近、霧氷は全く見られない。期待しながら急坂を登る。続々と登山者が続く。高度を上げるにつれ、次第に木の枝が白っぽくなってくる。心配には及ばず、だった。上部や谷間は霧氷だらけになった。青空を背景の霧氷、霧氷越しの霊仙山や伊吹山の白い山容、感激しながら撮影に忙しくなる。霧氷の中を進む。所々で大きなエビのしっぽが現れる。竜王山への尾根筋も霧氷で見ごたえ十分だ。

   
7合目 行者のコバ   8合目へ向けて急登が始まる 
   
8~9合目の霧氷     8~9合目の霧氷 
   
山頂近くでは霧氷は落ちてしまっている    綿向山(1,100m)の山頂


 竜王山への尾根分岐を分けるとすぐに山頂にでる。山頂付近の雪は適度に締まり、真っ白い。正面に雨乞岳、国見岳から北、鎌ヶ岳から南につづく鈴鹿山脈が一望できる。北方向には、御池岳が見える。

 風をよけた場所を確保、温かいお日さんの下で昼食にする。3月の陽気、最高の昼時である。登山客も多い。おにぎり、パン、カップ麺、スープ、コーヒー等々、それぞれ持参の昼食を楽しむ。会話も弾む。

     
山頂から北の展望 遠方中央に伊吹山    東斜面のブナ林 赤い芽鱗が膨らんで"ブナ紅葉"が目にやさしい 
 
山頂から西の展望 左は釈迦岳、中央は雨乞岳、左の尖峰は鎌ヶ岳  


 楽しい時間を過ごし、記念写真をとってから出発する。当初、往復予定であったが、冬道の下り分岐から竜王山への尾根筋を歩く。眺望が拓ける。ブナの変木が現れる。曲がりくねった幹の下をくぐると幸福になるという。ここから、もう少し進んだところで景色を楽しみ引き返した。気温は高く、下山途中も、霧氷が頭や肩にバラバラと落ちた。

 
綿向山山頂でむ   竜王山への痩せ尾根 
     
ブナの変珍木 枝が下に曲がり、根を出してアーチを造っている    幸福ブナとも言い、くくると幸せになると 
     
枝に着いた樹氷が全て落ちてしまった エビノシッポだらけ    


 下りは快調のぺースになり、一気にヒミズ谷避難小屋に戻った。小屋の前の谷筋でアイゼンやストックの泥を落とした。駐車場の戻り、大阪組と滋賀県組はここで別れた。新入の参加で盛り上がった
1日となった。(南井)

     
5合目小屋   ヒミズの小屋前の流れで、泥の付いたアイゼンや靴を洗う人達 

参加者:清水、白柳、梅川、植木、小山、南井 6

コースタイム(ジオグラフィカ記録) (大阪方面からの往復)

登山口駐車場(370m) 8:55/9:10 JR川西池田駅 6:45
ヒミズ谷出合小屋(460m) 9:35/9:40 千里中央 7:15
3合目小屋(640m) 10:30/10:35 吹田IC 7:25
5合目あざみ小屋(700m) 10:55/11:00 蒲生IC 8:05
7合目(930m) 11:15/11:20 日野町河原町ローソン 8:25/8:35
竜王山分岐(1090m) 11:45 登山口駐車場(370m) 8:55
綿向山(1110m) 11:55/12:40
竜王山分岐(1090m) 登山口駐車場(370m) 15:00
ブナの変珍木 13:00 日野町河原町ファミリーマート 15:30/15:40
竜王山分岐(1090m) 13:15 蒲生IC 15:55
7合目(930m) 13:35 吹田IC 16:35
5合目あざみ小屋(700m) 13:35 阪急池田駅 16:50
3合目小屋(640m) 14:05 JR川西池田駅 17:10
ヒミズ谷出合小屋(460m) 14:25/14:40
登山口駐車場(370m) 14:55/15:00
出発~帰着までの時間 5:40
歩行時間 4:20
休憩時間 1:20
歩行距離 9.14km
累積登高、下降 892m
測定点数 289
測定計器 スマホ
ソフト ジオグラフィカ


鈴鹿 綿向山トラック地図


参加者    会員6名(植木、梅川、小山、清水、白柳、南井)

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