2012年2月19日(日)晴れ
総勢6人で宝塚から阪急バスに乗り有馬温泉まで行く。今日は若い女性2人の初参加があり、会の雰囲気が華やかだ。
バスターミナルから金の湯手前を右折し車道を進むと有馬ロープウエイ乗り場が見えてくる。ここまで来ると路肩に薄く白い布を敷いた程の雪がある。道標にしたがい大谷川を渡り紅葉道にはいる。大勢の人に踏み固められた道は少しの雪でも滑りやすくアイゼンを装着する。歩きにくいが転ぶ心配がなくなった。堰堤の氷が薄い。タイミング良くやってきた寒波に安心しきっていたが氷瀑は見ることができるのだろうか。少し不安がよぎる。
白石谷分岐を左に見て葛折りに高度をあげると七曲滝分岐に着く。そこから少し下り、谷沿いの巻き道を行くつもりだったが滝から戻る人の「アイゼンをつけていても危ない所がある」の情報に分岐まで戻り高巻き道から向かう。川床に下って川上に進みとすぐ七曲滝に着く。写真撮影に余念のない人、氷瀑を見入る大勢の人で賑わっている。
流れ落ちることを止められた滝の水が、幾筋もの氷柱を連ねキラキラと美しく輝いている。どんな魔法にかけられたのだろうか、時間が止まっている。何時まで見ていても飽きないが次の百間滝に向かう。
30分程歩くと百間滝分岐に着く。ここから左岸に急な道を直下し滝に出るが大渋滞でなかなか前に進めなく時間がかかってしまう。垂直に近いここの氷瀑は七曲滝程の奥行きはないが負けじと美しく輝いている。また滝壺あたりではポコポコと沢山の水晶玉が湧き出て積み重なったような氷結があり愛らしく綺麗だ。
七曲滝 七曲滝のつらら
百間滝の下の流れで 百間滝
分岐まで戻り皆が座れそうな道端で遅い昼食をとる。代表差し入れのぜんざいもいただき、充分なエネルギー補給にアイゼンをはずし元気よく山頂をめざす。樹林帯をどんどん高度をあげて進むと極楽茶屋跡に着く。さらに車道を横断すると前方遠くに金剛山・葛城山の山々、手前に大阪湾・灘の町が鳥瞰でき、暫くとどまる。
東北に続く山頂への縦走路は車道に切断され5回の横断をさせられる。「車道の方が早い」と1人が歩き出すと交差する度に車道を歩く人が増えていくが、最後はあまり差もなく皆が合流し、全員で長い階段道を登り舗装道に出てから山頂に着いた。記念写真を撮りコーヒーを飲み団欒する。代表から初参加者に入会案内書が配布され、山岳保険加入者は事務手続きがおこなわれた。
下山は良く整備された幅広の魚屋道をスリップに気を付けながら有馬温泉街へ戻る。初参加者から「有名なおいしいコロッケがあるから食べよう」と誘われて皆でコロッケの初立ち食いをする。若い人と一緒だと恥ずかしくないのが不思議だ。
下山が遅れ温泉入浴は無理になり、金の湯前の足湯で疲れた足を癒し有馬温泉を後にする。すっかり暗くなった道をバスに乗り宝塚へと向かう。(村上)
参加者 6名 会員(清水、市橋、南井、村上)
コースタイム
宝塚阪急バス停 | 08:45/09:00 | 百間滝 | 12:25/12:40 |
有馬温泉 | 09:50/09:55 | 百間滝分岐、昼食 | 12:50/13:35 |
大谷川渡渉点広場 | 10:25/10:30 | 極楽茶屋 | 14:05/14:10 |
白石谷分岐 | 11:05 |
六甲山最高点 | 14:55/15:30 |
七曲滝分岐 |
11:10/11:10 | 的場山西分岐 | 16:30 |
七曲滝 | 11:25/11:45 | 関電有明山荘 | 16:55 |
七曲滝分岐 |
11:55 | 有馬温泉 | 17:10/18:13 |
百間滝分岐 | 12:20 | 宝塚阪急バス停 | 18:50 |