播磨　高御位山山行記録/関西の山の会会員募集「山があるクラブ・Ⅱ」登山クラブ

播磨　高御位山(たかみくらやま　299.7m)山行記録

2016年12月18日（日）　快晴
　ＪＲ宝殿南口バス停前に集合して、鹿嶋行きバスに乗車する。

　今日は天気も良くハイキング日和なので北池コースから入山しょうと思い北池バス停で下車する。標高約10ｍからの歩きも面白いと思ったがＧＰＳに誘導され皆が車道を歩き始めたので後を追い北山バス停まで歩く。

北山鹿島神社参道の長い階段を登ると社殿があり、その奥に北山コース登山口がある。石の階段を少し登るとこの山域の特徴である一枚岩の道が早速に現れる。この先はほとんどこの様な岩の上を歩く事になる。緩やかな登りが急登に変わると送電線鉄塔があり、北池コースと合流する。その先のピークが中塚山だ。

一旦大きく下って小ピークを踏むと広い岩稜の急登になり、小高御位山の分岐に着く。山頂は数メートル東寄りにあり、眼下に成井高御位神社が見える。以前に間違って成井コースを下ってしまい、神社から藪こぎをして小高御位山に辿りついた苦い経験がある。

　里から見上げる高御位山はＵ字型に連なる低い山並みの一部の印象だが、ここから見ると播磨富士の別名通りスーと頭をもたげて美しい山容だ。厳しい登りが待ってそうだ。
　季節はずれに咲くモチツツジ、ミツバツツジ等を愛でながら大きく下ってから一枚岩を覚悟して登る。汗が流れてヒートッテクのインナーを着てきた事を悔いる。長尾コースの尾根も左にあるが同じく急登の様だ。断崖の岩に張り付いていたクライマーが山頂直下の棚で瀬戸内海に繋がる景色を独り占めしているかの様も見える。　

北山鹿島神社の参道		早速一枚岩の登り
高御位山		狂い咲きしたモチツツジ

　やがて一枚岩から階段になると成井コースと合流して高御位神社のある山頂に着く。丁度昼時で大勢の人が憩いでいる。
　登ってきた尾根、これから向かう尾根、貯水池や田畑、播磨臨海工業地帯の煙を吐くエントツ、海に浮かぶのは淡路島だろうか、眺望が抜群だ。

高御位山山頂の巨岩群		山頂で

　昼食をすませ、山頂を後にする。かえる石が右側にある。小石を目に見立てて置いてあり誰が見ても「かえる」に見える。3回程のアップダウンを繰り返すと次のピーク手前に桶居山への分岐があり歩いている人が見える。ピークに着き急な登りだったのでここが鷹ノ巣山東峰かと思ったが、その先のピークが鷹ノ巣山東峰で馬の背コースの支尾根があり、鷹ノ巣山、別所奥山とピークが続く。多くのピークを持つこの尾根は下調べをしてきたが途中から自信がなくなり本当に山頂標識が欲しいと思った。

蛙岩　目は誰かが石を載せている		馬の背　稜線の両側とも一枚岩で険しい

別所奥山から鷹ノ巣山(左の２ピーク)と高御位山(真ん中)を見る

　別所奥山からは姫路城が薄っすらと見える。いよいよ百間岩、広くて長い急な一枚岩を慎重に緊張しながら下るがデコボコしていて足の引っ掛かりは探せばあるので難なく展望台に着く。眼下に鹿嶋神社の大きな屋根が見え、前方縦走路には地徳山への急な登りが立ち塞がる様にある。低山だがアップダウンが多く目の前の急登に気持ちが萎えてしまい鹿嶋神社へ下山する。

別所奥山から西方、姫路市内を望む　真ん中に姫路城		百間岩の下り

　両側に多くの燈籠が並ぶ階段を下ると立派な社殿の鹿嶋神社に着く。参拝の後バスの時間を調べるが待ち時間が長いので曽根駅まで歩く事にする。竿池の東側に出てしまい遠回りになったが、迷うことなく曽根駅に着き帰宅した。　(文　村上)　(写真　清水、南井)

鹿嶋神社　一願成就、合格祈願の神社として地元で信仰されている。立派な拝殿で、門前には大鳥居や土産物屋が並んでいる  北山鹿島神社もここも江戸期に姫路藩主、松平氏によって常陸の鹿島神宮から請来したもの

今回、縦走した山々　右側の中塚山から別所奥山、百閒岩までのコース

 
　コースタイム

高御位山トラック地図

参加者    会員5名(村上、岡村、清水、白柳、南井)


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