鈴鹿 鈴北岳(1132m)、鈴岳(1130m)、御池岳(1247m)山行記録)
2015年4月12日(日) 曇り時々晴れ
多賀大社山側のコンビニに集合して登山口のある鞍掛トンネルへ2台の車で向かう。
駐車場奥の登山口で用意してきた登山届をポストに入れ、整備された植林帯の中をジグザグに登っていく。手入れのいき届いた木の幹に紫のテープが巻かれている。今では珍しくもない木の皮を食する鹿から被害を逃れる為だ。
やがて緩やかな巻き道になる。1番目の鉄塔をくぐり少し登ると鞍掛峠に着く。峠らしくお地蔵さんがまつられた祠がある。真っすぐ進むと三重県側の鞍掛トンネル東口に下る。この峠道はかって多賀大社と伊勢神宮を結ぶ信仰道だったらしい。
進路を右の尾根道にとり2番目の鉄塔下で休憩とする。滋賀県側は車で通ってきたR306が蛇行線を描いているのがみえる。三重県側はテーブルランドの霊仙山がみえる。
鞍掛トンネル西口の登山口駐車場 | 登山口からしばらく手入れされた杉の林が続く | |
鞍掛峠の祠 | 峠からは見晴らしのいい北尾根を歩く |
潅木帯の中を進むと残雪が現れ、少しの間そこを通る。両側に目を向けるとシロモジが黄色の小さい花を集めて咲いている。他の木々は未だ目を覚まさないのか裸の枝を思うがまま伸ばしている。1056mまで来ると鈴北岳が正面にみえ、山頂にいる人々の姿がはっきり見える。一旦、少し下って最後の急登を上りきると枯れ草の広々とした山頂だ。
西側斜面の危険テープに囲まれたドリーネの横を下って福寿草群生地に向かう。
鈴北岳頂上から国道306号を見下ろす 正面は霊仙山 | 鈴北岳頂上から御池岳を望む | |
ドリーネの底の残雪 | 鈴北岳西斜面のフクジュソウ |
目の前に御椀を伏したような鈴ケ岳がデンと座している。「登ったらしんどそうだなぁ」と思っていると何と行くと言う。コルまで一旦下り登り返すと斜面にはきれいな福寿草が沢山咲いている。皆、夢中でシャターを押している。飽きることなく次々と撮っていくと何時の間にか山頂に着く。
鈴岳 | 鈴岳東面のフクジュソウ | |
鈴岳東面のフクジュソウ | 鈴岳から御池岳を見る |
石灰岩地帯のカルスト台地の特徴である鉢状の窪み、ドリーネや露岩、カレーンの点在する枯れ草原や所々にある残雪の中を緩やかに下る。そこから樹木帯の中を登ると御池岳・丸山の山頂に着く。
山頂に戻ってから往路を辿り、下りきった所の先から長い残雪を踏みエスケープ路をとる。
鈴北岳から日本庭園越えに御池岳(左)を見る | 鈴鹿山脈最高峰、御池岳山頂で | |
鈴北岳へ戻る | 鈴北岳を下る |
私達は竜王、大津辺りで少しの渋滞に巻き込まれたがそれ程に遅くならず帰阪できた。
参加者 会員11名(村上、市橋、清水、白柳、瀧井、西村、深尾、前田、M、南井、和田)
コースタイム
多賀北セブンイレブン 集合 | 8:50/9:15 | 川西 | 6:10 | |
鞍掛トンネル西口 | 9:35/9:40 | 池田駅 | 6:35 | |
鞍掛峠 | 10:15 | 千里中央 | 6:50/7:25 | |
送電鉄塔 | 10:10/10:20 | 吹田IC | 7:35 | |
鈴北岳 | 11:10/11:20 | 多賀SA | 8:20/8:35 | |
フクジュソウ自生地 | 11:30/12:25 | 彦根IC | 8:40 | |
鈴ヶ岳 | 12:50/13:00 | |||
昼食地、荷デポ地 | 13:10/13:20 | 彦根IC | 17:10 | |
鈴北岳 | 13:35/13:40 | 中国豊中IC | 18:45 | |
日本庭園 | 13:45 | 蛍ヶ池駅 | 18:50 | |
御池岳 | 14:15/14:35 | 池田 | 19:05 | |
鈴北岳 | 15:05 | 川西 | 19:30 | |
送電鉄塔 | 15:40/15:45 | |||
鞍掛峠 | 15:50 | 駐車場出発~帰着 時間 | 6:30 | |
トンネル西口 | 16:10/16:25 | 同歩行時間 | 4:30 | |
多賀北セブンイレブン 解散 | 16:45/17:00 | 同休憩時間 | 2:00 | |
歩行距離 | 11.28km | |||
累積登高、下降 各 | 1100m |