曽爾高原ハイクの山行記録/関西の山の会会員募集「山があるクラブ・U」登山クラブ

山行記録

曽爾高原ハイク

2011年1月22日(日) 晴れ

車でアクセス中の午前中は雲が多い感じであった。

太良路から道は登りとなりお亀の湯から先は雪道となる。ここはスタッドレスタイヤに4輪駆動モードで問題なく登る。国立青少年自然の家の駐車場には6,7台の車があった。天気もよくなり、ススキの原がまぶしい。

山路は10センチを越える積雪であった。池には水がない。亀山まで斜めに登る。稜線に出ると、強い寒風が西から吹きつけ、耳が凍えるほど冷たい。北に倶留尊山が見える。西には鎧岳等の曽爾と赤目を区切る山々が特異な姿を連ねていた。亀山の頂上を過ぎて、南峯の稜線の東に風を避けて最初の休憩をとる。

ここから雪の路を長尾峠まで下る。峠には1台滋賀ナンバーの自家用車が置いてあった。

ついで後古光山への登路に入る。風もなく、陽も射してあたたかい。中腹からは峰の北西面をからむように登る。日陰となって積雪が30センチを越えるようになる。左下には急な斜面となっているが、右手にはチェーンがずっと張られていて心強い。グルッと右に周り込むように上がるとそこが頂上であった。風もほとんどないので、そこで昼食とした。

バーナーで温かいコーヒー、カップラーメンそしてウドンを作って一息入れた。黒々とした古光山がすぐ近くに見えるがその手前には深く切れ込んだコルがある。三角形の高見山も丸く緩やかな三峰山も見えた。

出発しようとすると、年配の2名の男性が古光山側から上がってきた。古光山への登りは岩場よりもその左側を行ったほうが容易との情報をいただいた。一旦5mほど下がり、また登ったところに後古光山の標識があった。先ほどの場所とは標高は全く変わらない感じである。

そこから下りが今回のハイライトで雪交じりの急な岩場を木の幹や根そして張られたザイルを手がかりに下る。下っても下ってもなかなか底のコル、フカタワが見えてこない。

フカタワは杉林の中の雪のコルであった。時間も14時となり、雪路もよくないので無理すれば古光山を往復することも不可能ではないが、大事をとって西へ下る山路を下ることとした。次の機会のためコルから少し古光山側へ登ると果たしてザイルを張った岩場が上に続いていた。

緩やかな杉林の中の雪の道を少し下ると、林道になり、北を目差して行くと、長尾峠への舗装道路に交わり、左へ進むと、午前車で通った道に出た。再びススキの原を見ながら青少年自然の家に戻り、お亀の湯で温泉に入る。山奥にもかかわらず、多くの客がいた。

例の通り24号線では渋滞にかかり、この日催された若草山の山焼きも遠目ながら時折見ることができた。(清水)

 

参加者 4名



                曽爾高原トラック地図
この背景地図等データは、国土地理院の電子国土Webシステムから配信されたものである。

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