2021年10月3日快晴
吾妻高原を出て松江自動車道の高野ICを目指した。山と谷を縫っての道だ。
高野IC手前に道の駅「たかの」があり、観光客でにぎわっていた。マツタケの他、珍しいコウタケ(香茸)が径12センチほどのものが5個入って3,600円で並べられていた。いい値段だ。
子供の頃、きのこ狩りに連れて行ってもらい、美味しい貴重なキノコと教えてもらった記憶がずっと続いている。シシタケと呼んでいた。鈴鹿の山で20センチ近いものを取ったこともある。
松江道はトンネルで県境を越え、ふたつ目の吉田掛合ICで下りる。ここからまた山中の道を通って三瓶山東の原に出た。スキー場の広大な駐車場で車中泊することとし、先ずは、三瓶温泉に向かい、共同浴場、鶴の湯に入る。
この夜は19時頃と夜中の1時過ぎ星空の撮影をすることができた。明るい木星と土星が仲良く並び、北の空にはカシオペアと北斗七星、そして北極星、天頂にはこと座のベガ、さらにカペラ、アルデバラン、スバルなどなど。3時頃にはきれいな三日月も昇って来た。
時刻2日19時46分 南東の空 木星(左)と土星 | 3日1時31分東の空 ぎょしゃ座カペラ(左端)、おうし座アル デバラン(中央やや右) そしてスバル(中央上端) |
10月3日(日) 快晴
紺青から赤のきれいなモルゲンロートが高原の東に現れた。
早めに食事を済ませて三瓶山に向かって歩き出す。女三瓶山手前のリフトの頂上駅までは未舗装の林道で、約330mの登りだ。一気に登る。
林道上部からは東の原がよく見下ろせる。山々が広がり、谷を雲海が埋めている。よく見ると大山もその特徴的な姿を見せている。
東の原の夜明け | 展望所から東の原を見下ろす。 |
リフト駅から最初のピーク、太平山(859m)を往復する。10分くらいの階段登りだ。すぐに引返して、女三瓶山の登りにかかる。15分ほどだが、アキノキリンソウやヤマシロギクなどが咲いていた。女三瓶山(958m)の山頂は電波塔が並んでいるだけだが、これから向かう男三瓶山の姿がいい。孫三瓶、子三瓶、男三瓶そしてカルデラの室の内が一望だ。
女三瓶山から孫三瓶山、子三瓶山、男三瓶山、そしてカルデラ、室の内と室の内池を展望する。 |
男三瓶山(1,125.9m)へは周囲の展望や男三瓶山頂南の縞模様の入った崖を見ながら登る。
山頂近くになるとススキが多くなり、避難小屋も建っている。
山頂は南北に長い大きな広場になっている。西は一段下がって本当に広いススキの原になっていて、西の原と子三瓶山への路がその原の中を貫いている。
男三瓶山山頂南の崖とガレ。 | 避難小屋付近から男三瓶山山頂を見上げる。 | |
山頂東側のススキの原。女三瓶山からの路と避難小屋が見える。 | 山頂の広場 | |
山頂西側のススキの原 | 山頂付近から見下ろしたカルデラ、室の内と室の内池。 | |
マツムシソウ(マツムシソウ科) 園芸種はスカビオサ。 | 山頂西のススキの原 |
花も多くはないが、マツムシソウやヤマラッキョウなどが見られる。それからアザミの仲間のヒゴタイは自然のものを初めて見た。
阿蘇には多いと聞いていたが、中国地方にも火山である三瓶山で自生しているとは意外だった。
気温も上がってきたので、山頂広場の灌木の陰で昼食と休憩をする。
ヤマラッキョウ(ユリ科) | ヒゴタイ(キク科) ルリタマアザミとも言い、花は青いボールになって うつくしい。園芸主のエキノブシスが栽培される。 |
山頂からは室の内に下る。子三瓶山手前のコルへの下りは短いながら激しい下りだ。
コルからさらに室の内に下り、背の低い落葉樹林からなる「三瓶山自然樹林」の中を抜け室の内池に出る。200mx120mくらいの緑色をした池だ。
池の北東端辺りは高い喬木の樹林で暗い林床には黄色いアキギリや藍色のアキチヨウジなどが花を着けていた。
外輪を150m登り、スキーリフト駅のある女三瓶山と太平山の間のコルに出た。
アキギリ(シソ科) | アキチョウジ(シソ科) |
典型的な火山地形、山頂の美しいススキの原、カルデラの自然林等興味深い山だった。
三瓶山からは来た道を通り、吉田掛合で松江道に入り、東三次JCTで中国道に入り、SAで食事や休憩を取りながら新名神川西ICへ車を走らした。川西の自宅には18時に付いた。
コースタイム
三瓶山東の原三瓶山スキー場(560m) | 6:30 | 所要時間 駐車場-駐車場 | 5:30 | |
リフト山頂駅、展望所((820m) | 7:05/7:10 | 歩行時間 | 4:35 | |
コル(830m) | 7:15 | 休憩時間(訓練0:40を含む) | 0:55 | |
大平山(854m) | 7:20 | 測定機器 | スマホ | |
コル(830m) | 7:25 | ソフト | ジオグラフィカ | |
女三瓶山(958m) | 7:45/7:50 | 測定点数 | 267 | |
男三瓶山(1,125.9m) | 9:00/9:25 | 歩行距離 | 8.31km | |
山頂南縁(1,100m) | 9:40 | 累積登高 | 822m | |
子三瓶山手前のコル(850m) | 10:10 | 累積下降 | 822m | |
室の内池(684m) | 10:40/10:45 | |||
コル(830m) | 11:15 | |||
岩見ワイナリーさんべ | 11:45/11:55 | |||
三瓶山東の原三瓶山スキー場(560m) | 12:00 | |||
10.02 | ||||
吾妻山国民休暇村駐車場(320km) | 14:20 | |||
山王 | ||||
高野道の駅、たかの(342km) | 14:50/1510 | |||
高野(342km) | ||||
吉田掛合IC | ||||
三瓶山東の原三瓶山スキー場(400km) | 16:20 | |||
さんべ温泉鶴の湯 | ||||
三瓶山東の原三瓶山スキー場(407km) | 17:20 | |||
10.03 | ||||
三瓶山東の原三瓶山スキー場(407km) | 12:25 | |||
吉田掛合(437km) | 13:15 | |||
東三次JCT | 13:50 | |||
七塚原SA | 14:00/14:20 | |||
神郷SA | 14:55/15:15 | |||
大佐SA] | 15:30/15:45 | |||
勝央SA | 16:25 | |||
川西IC | 17:55 | |||
川西清和台 | 18:00 |
三瓶山トラック地図 |
参加者 会員1名(清水)
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