2022年9月25日
集合場所の北大路駅前から8時40分発のもくもく号で、終点の鴨川源流雲ヶ畑に向かう。
平安時代初期、惟喬親王が父文徳天皇の皇位を継ぐはずであったが、時の実力藤原良房らの圧力により<弟の惟仁親王(後の清和天皇)に、皇位を奪われ出家した。
終点の雲ヶ畑岩屋橋停留場に9時10分着。
準備を整えてバス停からすぐ左の橋を渡り、車道を歩く途中アケボノソウが咲いていた。
30分程歩くと岩屋不動こと志明院着く。ここは司馬遼太郎が、滞在中に怪音を聞いたと言う話や、宮崎駿が[もののけ姫]を着想した事が、知られている。
石段脇のツリフネソウ、フシグロセンノウ、ギボウシなど写真に撮っていると、[もののけ姫]ならぬ[もののけ老婆]が現れ激しい口調でしつこく声かけてきた。
アケボノソウ(リンドウ科) | ||
ツリフネソウ(ツリフネソウ科) 白色に変異している | フシグロセンノウ(ナデシコ科)の花 |
みんなしっかりスパッツを着けヒル避け準備万端なのに、スパッツを忘れた私はいかにもヒルがいそうな、ジメジメグチャグチャのぬかるんだ道に踏みいれた。
モミの木の大木の横に並ぶ、六体地蔵尊のある薬師峠で、キャンディーなどいただきながら小休止する。
薬師峠への路 | 六地蔵とモミの大木 |
緩やかな傾斜を右に登り、標識を見逃さないように左に分岐する急傾斜の道にはいる。
持ちよったお菓子や果物でお腹を満たし
シロオニタケ(テングタケ科) | ママコナ(ママコナ科) | |
岩茸山山頂の標識板 |
爽やかな稜線を辿ると突然反射板が、展望が開け明るい雑木林にかわり、正面に桟敷ガ岳が現れた。
柴栗を集めながら鞍部まで下り、上り返せば山頂だ、このまま下山しても3時10分のバスの時間までは時間がありそうなので、少しのんびり山頂を楽しむ事にする。
展望は、東方向に限られているが、広いスペースがあり爽やかで気持ちがいい。
手前の鉄塔傍から桟敷ヶ岳 |
桟敷ヶ岳山頂から西の展望 遠方やや左は三岳 | |
桟敷ヶ岳山頂で |
下りは思ったより急で簡単ではなく、踏み跡があるような、ないような所々にあるリボンを頼りに、少し迷いながら、滑りそうに、転びなりながら谷筋に出ると獣避けのネットが張られていた。
ネットを抜けて未舗装の林道を行くと、ここにもネットが張られてすごく厳重だ
祖父谷川の林道への降り口手前 路が分かりにくい |
やがて舗装道路になり鴨川の源流の一つである、祖父谷川に沿ってバス停まで歩くが、これがすごく長く感じられた。
今回の山で一人のハイカーにも会わなかったな~と思いながら歩いているとバス停が見えてきた。
みんなヒルの被害もなく、着替えをすませると、程なくバスが到着した。
狭い林道でヒヤッとした場面もあったが、運転手さんの慣れたハンドルさばきで、難なくクリア無事北大路駅前に到着。
久しぶりの快晴の登山楽しい時間を過ごす事が出来ました。
北大路 雲ケ畑もくもくバス | 8:40 | 所要時間 | 5:30 |
岩屋橋 | 9:10:/9:20 | 歩行時間 | 4:25 |
岩屋不動 志明院 | 9:50 | 休憩時間 | 1:05 |
薬師峠 | 10:30/10:35 | 測定機器 | スマホ |
岩茸山 | 11:25/12:00 | ソフト | ジオグラフィカ |
佐敷ヶ岳 | 12:45/13:10 | 測定点数 | 293 |
鉄塔 | 13:25 | 歩行距離 | 10.2km |
林道 | 14:00 | 累積登高 | 862m |
岩屋橋 | 14:50/15:10 | 累積下降 | 862m |
北大路 雲ケ畑もくもくバス | 15:40 |
桟敷ヶ岳トラック地図 |
参加者 会員6名(植木、清水、白柳、塚本、永井、南井)
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