鈴鹿山脈 霊仙山(540m)山行記録
2018年 5月12日(土)晴れ
13日実施日が雨予報の為予備日12日の実施になり3人の山行きとなりました。
守山駅から、南井さんの車で落合まで乗せて頂きました。
10時登山開始、しばらくしてクリンソウが、薄暗い杉林の中そこだけ、灯りが灯った様、石垣や壊れかけた家、鍋、かま、茶碗など、生活の名残のある、今畑の集落跡の周辺にも咲いていました。
山腹をジグザグに進むと、やがて緩やかな尾根道になりました。
最初のエビネ発見で大歓声
新緑の時期木漏れ日が、気持ちのいい樹林帯が続き白い小さな蕾を沢山付けた木は何の木かな。など言いながら至る所に咲いているエビネを踏まない様に注意しながら歩きましたが、蝶々を見つけた南井さんは、あちら こちらと飛び回り大忙しでした。そんな中、四人程の女性グループが、賑やかに追い越して行きました。
クリンソウ(サクラソウ科) | 西南尾根から霊仙山の高みを見る | |
スジグロシロチョウ(シロチョウ科) | ジエビネ(ラン科) | |
鈴鹿の主峰、御池山方面を見る | 近江展望台から霊仙山の峰々を見る |
11時25分山頂へ の標識が出て来ると浮き石が多くざらざらと滑りやすい急登の始まりです。
少し平な所で、登りきったと思ったのですが、まだまだ次の頂きが待っていました。このころから少し余裕ができました。
傾斜は、ゆるくなり稜線の岩場は、ゴツゴツと歩きにくいけれど、トリカブトの群落や可愛らしく花を付けたニリンソウやヒトリシズカに気を取られながら進んで行くと、黄色いヒメレンゲが岩場に張り付く様に密集していました。
進行方向から来るグループに、ヤマシャクが見事でした。 と聞き、はやる気持ちを抑えながら岩場で、中々思う様に進めないのにもどかしさを、感じながら進むと一輪ヤマシャクが、少し盛りが過ぎてるね。などと失礼な?事を言って回りを見ると、あたり一面 斜面の下の方まで咲いていました。
ヤマシャクヤク(ボタン科) 以前はボタンもシャクヤクも キンポウゲ科に分類されていた |
ヤマシャクヤクの花 |
山頂周辺は石灰岩地形であるカレンフェルト群の 準平原になっている |
典型的なカレンフェルトの岩また岩 | |
霊仙山最高点(1094m) | 霊仙山山頂(1083.5m) |
経塚山を通って下山、8合目の御池(お虎池)には、黄緑色の苔や、オレンジ色の苔の花らしきもの浮き草もはえていました。信仰の山らしく鳥居も建っています。
五合目の見晴台には、ヤマツツシが咲いていました。二合目の汗拭峠で小休止後、道幅も狭く急坂でロープをたよりに、滑りそうになりながら慎重に下りました。
大洞谷の渓流沿いは、崩落箇所がいくつもあり、渡渉を繰り返しながら行きました。
駐車地まで今日来られなかった人達は残念だったね
お天気も良く素晴らしい眺望、沢山の花に出会え、ヒルにあうことなく(笑) 申し分ない山行きでした。
参加者 会員3名(南井、白柳、村上)
霊仙山トラックマップ |