大峰山 弥山、八経ヶ岳、明星ヶ岳山行記録/関西の山の会会員募集「山があるクラブ・Ⅱ」登山クラブ

山行記録

大峰山 弥峰(1895)、八経ヶ岳(1915.2)、明星ヶ岳(1894)山行

2014年6月29日(日) 曇り時々晴れ
 梅田北に集合して6:15に出発。阪神高速の松原線から阪和道へ、美原JCT経由南阪奈道橿原から国道309で下市へ。新川合トンネルを抜けるとみたらい渓谷。
このあたりを過ぎると車1台通るのがやっとの道幅となった。運転されている清水さんには申し訳なかったが、乗っている私たちは緑のトンネルと美しい渓流のドライブで楽しかった。
川迫川渓谷あたりから、釣り人らしい車が何台か駐車していた。

 登山口の行者還トンネル西口の駐車場にはすでに30台位の車が駐車しており、今まで自由に停めることが出来ていたが今は管理されていて、1日1000円の料金が必要になっている。昨年からという。
 小坪谷右俣に架かる橋の手前から登山道に入ると、途中の川沿いにたくさん花をつけた立派なヤマボウシの木があった。
 枝沢の木橋を渡ればいきなりの急登。露岩混じりの木の根が複雑に入り組んだ歩きにくい根道で、前日の雨で土面もぬかるんで滑りやすかった。
 ヒメシャラの木と苔の美しい場所を過ぎて休憩をとる。この辺のシャクナゲはすでに終わっていた。

 
行者還トンネル西口登山口の駐車場    登山口 
     
小沢対岸の見事なヤマボウシ 花が満開    ヒメシャラの小さな群生 

 1時間程で稜線分岐。3~4人の男性グループが休憩していた。ここからは小さな起伏の、気持ちのいい尾根道だ。ツアーのグループとすれ違う。前夜弥山小屋に宿泊したとのこと。
 弁天の森を過ぎてハウチワカエデやブナの林を通り、香婆世宿跡から理源大師銅像
のある聖宝ノ宿跡へ。ここから聖宝八丁の急な登り。お天気も除々に回復し、木々の緑も鮮やかで美しかったけれど、相変わらず小さい虫がブンブンと顔の周りを飛んでうっとおしい。
 最後の階段。まだかまだかと足を止めて上ばかり見てしまい、なかなかたどり着けない。下りの人に励まされやっとのことで尾根上へ。大普賢岳が眺められた。

   
尾根に出ると分岐がある    弁天ノ森 
     
香婆世宿跡のバイケイソウの群落    聖宝宿跡の行者像 
     
 弥山の肩から大普賢岳の尖峰を望む    

 ほどなく弥山小屋に着く。20人位の人達が思いおもいにくつろいでいた。私たちもテーブル付きのベンチで昼食をとり、コーヒー、和菓子、トマトな どを頂いてホッと一息。

 その後、小屋の南側から八経ヶ岳の方へと少し下ったあたり
からオオヤマレンゲの群生地になる。フェンスの扉を潜り抜けると、白い花と香りが私たちを出迎えてくれるはずだったが沢山の蕾をつけているものの、残念ながらその蕾はまだまだ堅そう だった。もしかしたら一輪ぐらい咲いているのではと思いながら、左に奥剣又谷を覗く。露岩を登れば錫杖のレプリカが立つ八経ヶ岳。山頂からは山上ヶ岳や釈迦ヶ岳が眺められる。

     
弥山小屋    弥山小屋近くの休憩場脇のきれいな苔 
   
弥山から見た八経ヶ岳(1915.2)    ハウチワカエデの新緑がまぶしい 
     
オオヤマレンゲの蕾    関西の最高峰、八経ヶ岳の山頂 バックは明星ヶ岳 

 更に、明星ヶ岳まで行けばと期待しながら足を進めたが、もう清水さんは10m位先を行っている。途中山ボーイに、オオヤマレンゲ咲いてましたか。と問いかけてみてもきょとんとした感じで「何ですかそれは」と返されてしまった。
 
とにかくついて行かなければと、急いで後を追う。明星ヶ岳の頂には同じルートで登ってきたらしい男性が一人。この方に写真を撮ってもらい、来た道 を戻る。

     
明星ヶ岳(1894)の山頂にて    明星ヶ岳から左仏生ヶ岳(1805.1)、右釈迦ヶ岳(1800) 


 途中すれ違ったグループのリーダーらしき人から、洞川温泉の入り口あたりに2~3輪咲いていたよと教えてもらった。
 鳥居をくぐり、弥山の山頂に立ち寄ってから下山したが、特に最後の登山口へ下る急傾斜は登り時に感じた以上に急で、木の根のつまづいて滑りそうになったりと登り以上に注意が必要で、膝がガクガクだった。

 車での帰路、オオヤマレンゲを見られるかもと洞川温泉に寄ってもらったが、見つからなかった。観光案内所に問い合わせたが、案内書の人もよく知らないようだった。とにかく花時には10日程早すぎたようだ。
 日本百名水のひとつゴロゴロ水の
湧き水をもらって帰ろうと立ち寄ったが、500円有料となっていたので断念。
 橿
原市内のレストランで軽い食事を摂って、一路大阪へ。8:30頃梅田に着きました。長時間の運転お疲れ様でした、有難うございます。 (白柳)

参加者
  会員3名(清水、村上、白柳)

6月29日(日)
川西 5:15 八経ヶ岳 13:15
梅田 6:00/6:15 弥山 14:00/14:15
橿原 7:00 1615m地点 14:40/14:50
行者還トンネル西口登山口 8:30/8:45 香婆世宿跡 15:10
尾根分岐点 9:45/9:50 弁天ノ森 15:20/15:25
弁天ノ森 10:05 尾根分岐点 15:40/15:45
香婆世宿跡 10:30 行者還トンネル西口登山口 16:30/16:45
1615m地点 10:45/10:50 洞川 17:30/17:50
弥山小屋 11:35/12:15 橿原 18:50/19:30
八経ヶ岳 12:40/12:45 梅田 20:35
明星ヶ岳 13:00/13:10 川西 21:15
行動時間 7:45
内歩行時間 6:30 
内休憩時間 1:15       
         
歩行距離  12.65km    
累積登り   1280m    
累積下り   1280m    


 
         大峰山  弥山、八経ヶ岳、明星ヶ岳トラック地図

この背景地図等データは、国土地理院の電子国土Webシステムから配信されたものである。

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