奥伊吹スキー場スキーの山行記録/関西の山の会会員募集「山があるクラブ・U」登山クラブ

山行記録

奥伊吹スキー場スキー

2012229日(水)晴れ

 朝起きると本格的な雨。日の選定を誤ったかと気持ちが落ち込む。阪急北千里線山田駅で岡村さんをピックアップし、名神菩提寺PAで南井さんと合流する。
 米原ICを出ても全く雪はなく、春が近いことを感じる。スキー場まで約30kmは平日とあってスキー客と見られる車も見受けなかった。甲津原あたりから雪が深くなり、スキー場付近で1mほどとなった。9:35スキー場着。この頃から空が明るくなり、青空が広がってきた。気温も高い。

 初めに、向かって左手前のの栃ノ木ゲレンデを滑るが、雪にブレーキをかけられ、つんのめってしまいそうで怖い。名手岡村さんも転倒してしまった。琵琶湖バレーに通いつめ、今年20日目のスキーという南井さんは怖さを感じることなく、ハイスピードで滑り降りてこちらがびっくりした。
 その後左奥のチャンピオンコースを滑るがやはり引っかかり感が残った。昨夜のみぞれがこうした現象を起こしているらしいが、北海道などでは、経験することのない悪いコンディションであった。
 次いで、向かって右の第一ゲレンデ、シャクナゲゲレンデ、そして最上部の天狗岩コースを滑る。天狗岩コースで初めて引っかかりもなく、快適に滑ることができた。繰り返し、整備コースを滑った。土日と違い、リフト待ちもなく気持よかった。
 北西の金糞山(1317m)が目立ち、次いで右側に蕎麦粒(ソームギ)山の三角の尖りが、そしてさらに右の能郷白山(1617m)や白山も分かり易い。峰続きのブンゲン山(1260m)は伊吹山、金糞山に次ぐ滋賀県の第3峰である。徒歩でも、山スキーでも1時間半程度でたどり着けるであろう。

 ゲレンデのレストランでのんびり昼食の時間を過ごし、午後は天狗岩コース頂上から少し登ったところから北アルプスが見えるのではと行ってところ残念ながら、東のブナの稜線に視界が妨げられて、北アルプスは見ることはできない。しかしこの頂上のブナ林はゲレンデにもなっていて非常に気持ちいい。近畿にもこんな青い空があったのかと感嘆するほどの空の下、ブナ林と林床の穢れない雪面は夢のような景色であった。
 西北から北には、金糞山、三周ヶ岳、黒壁、笹ヶ峰、能郷白山と湖北や濃越国境の山々が白い峰を連ね、白山がさらに右に頂を見せていた。白山より右には屏風山が険しく尖った姿を見せていた。伊吹山の頂上もこのブナ林の頂上から望むことができた。
 午後は下の方でもそうブレーキがかかることはなくなり問題なく滑れた。
 15:00にスキーを終え、帰路についた。スキー場を出たところで、"奥伊吹の水"をポリタンやペットボトルに取ったり、奈良時代に唐から帰った僧が伊吹野に持ち帰った蕎麦を栽培したとの伝説により日本の蕎麦発祥の地と言われるこの地の蕎麦屋、"伊吹野"でざるそばを食べたりして旅を楽しんだ。
(清水)

   
              ブナ林コース                          ブナ林コースの雪庇 高さ 約6m 


  
     ゲレンデ頂上からの展望 西北から北北東へ(金糞山、三周ヶ岳、黒壁(真ん中の尖峰)、蕎麦粒山(右1/4の尖峰)、能郷白山、白山)

参加者 3名 会員(南井、岡村、清水)

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