湖北 七尾山、大久保セツブンソウ自生地山行記録/関西の山の会会員募集「山があるクラブ・Ⅱ」登山クラブ

山行記録

湖北 七尾山(690.7m)、大久保セツブンソウ自生地山行記録)

2015年3月17日(火) 快晴
 朝から快晴。ダウンベストを羽織っていたが、すぐに脱ぐ。天気予報では4月の陽気らしい。この数日、天気の移り変わりが激しく、当初の予定日15日(日)は、雨の予報で今日に延期になっていた。予備日の今日は、平日なので参加できなくなった方が多く、少し残念だ。滋賀の3人は南井さんの車で、集合場所の南池会館へ向かう。目的地付近で農作業中のおじいさんに道を尋ね、10時到着、大阪からの2名は、清水さんの車で既に到着されていた。 

 準備を整え、早速出発、集落を抜け東に向かって進む。県道(広域農道)を横切ったところに登山口の看板がある。先は平たんな林道のように見える。10分ほど登ると道が分かれており右に行くとすぐに祠がある。集合場所にあった石灯篭と同じ祭神を祀ってあるようだ。予想外の登りのため道に戻る前に少し休憩。
 七尾山は、標高690mなので、それほどきつくは無いと勝手に思っていたのだが、あまり葛籠折になっておらず、意外に急な登り続く。途中、道沿いに絵馬のような案内がたくさん掛かっている。子どもの将来の夢などが書いてあるようだが、山頂までの距離や時間などの情報はほぼ無い。
 雪は、山頂付近以外はほとんど残っておらず、落葉しているので山の地形が観察できる。稜線上の登山道からのなだらかな谷が綺麗だ。1時間ほど登り、500mを超えたあたりから左側に雪の積もった金糞岳方面の山が見えはじめる。ときどき鹿のフン、足跡がみられる。

 
広域農道をクロスして登山道へ入る    登山道下部から北方の918m峰を見る
 
標高250mの祠   小学生の作った山路の道標
   
急登とブッシユの登山路    918m峰の右に真っ白な金糞山(1317m)が見えてくる 

 12時15分頂上に到着、遂に東側に伊吹山の姿がみえる。山頂付近は多少開けているが、周りに木があり眺望が大きく開けた場所が無い。夏場で葉が茂っていればなおさらかと思われる。風もなく、暖かい日差しのなかで、昼ご飯をいただく。のどかだ。村上さんが大きなブンタンを2個も持ってきてくれて、分けていただいた。みかんとも違うさわやかな甘みと酸味で、とても美味しい。食後に、お湯を沸かし、ゆっくりとコーヒーをいただく。南井さんがドリップ式の美味しいコーヒーを持ってきてくれていた。とにかく寒くも暑くもないので、ゆっくりとコーヒーを楽しめた。ありがとうございました。1時間ほど休憩して、集合写真をとる。1時間ほどの間に目に見えて雪が溶けているようだ。

 
七尾山山頂(690.7m)   山頂から伊吹山(1377.3m)を望む 
 
山頂での記念写真    雪の山頂稜線 

  降りは、登りとは違う南側の稜線を降る。降り口までの山頂付近は意外に雪が残っており、だいぶん溶けてきているので、たまに踏み抜く。下に何があるかわからないので、ちょっと怖い。南側の稜線にたどり着くと、あとは降るのみだ。
 林業のためか割とよく整備された道で、道の中央付近に境界杭なのかたくさん表示がある。杭の切り口が斜めなのが危ない感じで少し気になる。30分ほどで一気に降る。いつものことだが、降りは苦手だ。筋力が足りないのだろう。くしゃみと鼻水がでる。花粉症のようだが、何に反応しているかはわからない。

 車の通れる作業用林道のような道から県道にでて、出発地点の集落に戻る。梅の良い香りがする。小さいころにあった梅ガムを思い出す。本当に天気が良く、畑仕事が絵になる。

 
南側登山路を下り広い沢に出る    天津神社の鳥居と桜並木の参道 

 車に戻り、セツブンソウの自生地へ向かう。車で10分ほど、ちょうど山の反対側になる。谷の斜面に棚田状に作られた畑地にセツブンソウが多く自生している。この辺りではやや珍しいスジボソヤマキチョウがいたらしく、普段は冷静な南井さんのテンションが高めだった。

 
大久保集落の段畑にセツブンソウが自生している   セツブンソウ(キンポウゲ科)
   
スジボソヤマキチョウ    伊吹山麓からの伊吹山 

 途中、道の駅に寄り伊吹牛乳を飲んだあと、長浜の観光名所、黒壁スクエアに向かう。北国街道沿いの立派な商家をお店にした翼果楼で地元の郷土料理、鯖そうめんをいただく。鯖を煮て、ゆでた素麺に煮汁をふくませたような料理で、美味しい。床の間の掛け軸の梅が何色かみんなで話した。
 駐車場に戻り、大阪の方と別れる。 滋賀組は、天気の良い湖岸道路をとおって、彦根まで送ってもらい別れた。 みなさん気をつけて帰ってください。(瀧井)

     
長浜市黒壁スクエアの鯖そうめんの老舗、翼菓楼    焼き鯖そうめん しょうゆ味付けした汁なしのそうめん
に鯖がのせてある 
     
翼菓楼の店内     

参加者    会員4名(南井、清水、瀧井、村上)、会員外1名(深尾)、計5名

コースタイム

南池会館(130m) 9:50/10:20 川西市 7:10
広域農道 10:25 千里中央 7:55
祠(250m) 10:40/10:50 吹田IC 8:05
530m地点 11:35/11:45 多賀SA 9:10/9:20
七尾山頂上(690.7m) 12:15/13:15 長浜IC 9:35
分岐(680m) 13:20 南池会館(130m) 9:50/10:20
出口(210m) 14:00
天津神社参道、鳥居 14:20
南池会館(130m) 14:35/14:45 長浜IC 17:10
中国豊中IC 18:35
蛍池駅 18:40
大久保 セツブンソウ自生地 14:55/15:30 川西市 19:10
道の駅 伊吹 15:40/16:00
長浜 黒壁 翼菓楼他 16:20/16:55
七尾山
南池会館出発~帰着 時間 4:15
同歩行時間 2:55
同休憩時間 1:20
歩行距離 8.00km
累積登高、下降 各 658m

 
2015.03.12 湖北 七尾山、大久保セツブンソウ自生地トラック地図 

この背景地図等データは、国土地理院の電子国土Webシステムから配信されたものである。

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