みちのく山脈三ツ石山(1446m)
10月2日(金) 曇り 時々晴れ 通り雨 強風
松川温泉駐車場(6:13出発)-源太ヶ原登山口(6:22)-源太ヶ岳(8:57)-裏岩手縦走路合流点(9:12)-大深岳(9:18)-小畚山(10:30)-三ツ石覘標ノ台1448m(10:55)-三ッ沼端(11:06)-三ツ石山(11:41~11:50)-三ツ石山山荘(12:23~12:50)-三ツ石山登山口(14:22)-松川温泉駐車場(14:34)
行動時間:8時間21分(休憩1時間17分)、歩行距離15.0km、累積登高:1032m
裏岩手馬蹄縦走と呼ばれるロングコースを選択して、宿を5時半出発。連泊した八幡平マウンテンホテルは食事が美味しくて、朝食を取らずに出るのは残念と思っていたら、カツサンド+バナナ+オレンジジュースのお弁当を準備していただけた!
地熱発電所の白い噴気が上がる、松川温泉そばの無料駐車場に車を停め
源太ヶ岳登山口870mから登山開始、反時計回りで進んでいく。
送水管が露出した山道をたどり、ブナの大木や育ちすぎた水芭蕉の葉っぱにビックリしながら、こんなに登ったところでも水を湛えているってすごいなと感心した。
急登の樹林帯を抜けると、目の前に緑の壁が現れ、源太ヶ岳山頂1545mに向けてジグザグに道が続き、ほぼコースタイムで8:55突然到着(笑)そして爆風!!
先着の男性が、「稜線はもっと強烈な風だろうし、撤退しようか考え中」とのこと。私たちはリーダーの「行こう!」の一言でリスタート。
稜線は笹原やハイマツが防風帯となって案外風をふせいでくれる。今から向かう山々や、雲に隠れがちだが常に岩手山も見えた。
斜面は黄色や所々赤や、笹原の緑で彩られるが、気まぐれな通り雨にあわてて今日も雨具を着用する。晴れ女を自称していたけど、もう返上します。
源太ヶ岳進むこと約20分、大深岳1541mで初めて二人連れとすれ違った。
ここから次の小畚山(こもっこやま)1467mまで約1時間しっかり下って登り返す。
小畚山へ向かう |
この辺からより一層風が強くなって、斜面をほとんど這いつくばって登った。景色が良いけど、とにかく体ごと飛んでいきそうな烈風で、山頂証拠写真も簡単に済ませ、出発する。
三ツ石覘標ノ台1448mへ向かい、ささやかなピークを確認した。紅葉も次第に深まってくる。
小畚山、あたりはガスがかかる |
歩いてきた道を振返って | |
三ツ石覘標ノ台、岩手山頂には雲が |
三ツ石覘標ノ台、その名の通り、三ツ石山をうかがうにぴったりだ、ここからは紅葉が楽しめる道が連続する。
三ツ石山を望む | 三ツ石山を望む |
目指す三ツ石山まで広々とした気持ち良い湿原を歩く。まだらの黄色、笹原の淡い緑、オオシラビソの濃い緑、なんか、日本じゃないみたいな風景が続く。
三ツ沼、池塘が点在 |
正面に三ツ石山
11:30大展望が広がる三ツ石山山頂1466mに到着する。山頂はたくさんの人人人!
ここもまた強風で写真だけ撮ったら、ランチ場所の三ツ石山荘に向けて下山開始。
三ツ石山山頂 |
三ツ石山荘から三ツ石山 |
三ツ石山山頂
ピストンの方が多いようで、昼時でもあり山荘は大賑わいだった。お会いした方の話では、昨年の10/2は紅葉が終わっていたけど、今年はあと2週間先かな?とのこと。けれど十二分に美しい風景を堪能した。
ここからはメチャメチャぬかるみの泥んこ道らしい。すれ違う皆さんの靴は一様にアララ状態だし、スコップを持ったパトロールの女性は、膝まである長靴姿だった。
美味しいお弁当を食べ13時下山開始。どう歩いても靴底に泥がこびりつきだんだん重くなる現場写真撮るのも忘れ、悪戦苦闘して14:30無事駐車場まで下山した。靴洗いもバタバタで、田沢湖近くの今夜の宿に向け出発した。
雨にも遭ったが、不思議と山頂では晴れて、八幡平や岩手山方面を見ることができ、紅葉もあいまって印象深い山行となった (文:植木)
行程MAP
参加者 会員5名(植木、梅川、白柳、塚本、南井)