2013年5月19日(日)曇り後雨
葛川学校右横の江賀谷の流れに沿った中村林道を車で奥へと進む。暫く進むがあまりの悪路に回転スペースのある場所で車から降りて歩くことにしたが、二股のある林道終点のすぐ手前だった。こんな悪路を車で来る人はいないだろうと思ったが一台の軽自動車が止まっていた。
江賀谷に架かる木の橋を渡り、次に右俣を渡る時に後ろ足をすべらせて前にドテッと倒れ、おもいっきり左の膝を石に打ち付ける。
何度か右岸、左岸と沢を渡ったり、道幅の狭い大きな石の傍通ったりして、少しづつ高度を上げていく。フッと上を見ると右斜面にヤマシャクヤクの花がみえる。真っ白なシルクの羽で宝物をやさしく包む様にふっくらと咲いている。良く見ると多くの株があり上の方にも数株咲いている。斜面全体がヤマシャクヤクで白くなる時が来るかもしれないと思うと嬉しくなる。
江賀谷二股の木橋 | ヤマシャクヤクがきれいに咲いていた |
やがて沢を離れて山肌をジグザクに急登し、少し緩やかになった所が中村乗越だ。そこから少し下った所が八丁平だ。
オグロ峠の方から颯爽と走ってくる人がいる。鯖街道ウルトラマラソン(76K)小浜~出町柳
走る人の邪魔にならないように道をあけながら進むとやがてオグロ峠に着く。祠のなかの一体のお地蔵様が昔ながらの峠の風情を醸し出してくれている。下りの八丁平を颯爽と走り抜けるランナーの姿が嘘の様に標識の「久多」方面からは多くのランナーが苦しそうに歩きながら登ってくる。
八丁平の落葉樹林 バックは峰床山方面 | オグロ坂峠から走ってくる鯖街道ウルトラマラソン走者達 |
私達は西の稜線に取り付き、一度下って登り返すと峰床山山頂に着く。広場になっている。黒い雲が低く覆い、昼食を済ませた頃には雨がポツポツと落ちだした。
下山は八丁平を西側からショートコースの木道へと入る。高層湿原というが風景になぜか違和感がある。もやもやとした気持ちで歩いて行くと、やがて1本の鮮やかなクリンソウの花が目に飛び込んでくる。
ここで気がつく。湿地なのに地面に生える植物を鹿に殆ど食べられて、緑がない。
峰床山山頂で | 八丁平で見かけたクリンソウ |
宮崎駿さんならアニメの中で歩かせてしまうだろうと思うような古木をみたりしながら満開のミヤマザクラの咲く中村乗越への合流点に着く。ここからは往路を辿り中村乗越、二股、林道、車へと戻る。多少の雨に降られたがガマガエルにビックリさせられた位で皆、元気に戻ってきた。
坂本で市橋さんのお招きに甘えてお宅に寄らせていただく。奥様には突然にも関わらずコーヒーに手作りケーキ等を振る舞って頂き御世話をおかけしました。
参加者 会員5名(清水信、市橋、白柳、昌角、村上)
コースタイム
池田 | 6:50 | 坂本 | 15:50 | 所要時間 | 4:45 |
千里中央 | 7:10 | 比叡山坂本駅 | 16:50 | 休憩時間 | 1:00 |
比叡山坂本駅 | 8:00/8:20 | 阪急蛍池駅 | 18:00 | 歩行時間 | 3:45 |
中村 | 9:00 | 池田 | 18:15 | 歩行距離 | 10.6km |
江賀谷470m地点 | 9:10/9:20 | 累積登高 | 879m | ||
二股 | 9:25/9:30 | ||||
中村乗越 | 10:35 | ||||
分岐 | 10:35 | ||||
オグロ坂峠 | 11:10 | ||||
峰床山 | 11:35/12:20 | ||||
八丁平への分岐 | 12:30 | ||||
八丁平 | |||||
分岐 | 13:00 | ||||
中村乗越への分岐 | 13:05 | ||||
中村乗越 | 13:10 | ||||
二股 | 14:00 | ||||
江賀谷470m地点 | 14:05/14:30 |
峰床山トラック地図 |
この背景地図等データは、国土地理院の電子国土Webシステムから配信されたものである。
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