京都北山 皆子山(971.3m)山行記録)
2018年2月24日(土) 晴れ後うす曇り
皆子山へは会の例会として4度目の積雪期入山となる。
JR敦賀行新快速に乗り堅田駅に着くと土曜日なのに多くの登山者が下車する。
幸いにも私たちは南井さんが車で出迎えてくれているので並ぶ事無く出発できた。
花折トンネルを抜けると急に雪が多くなる。かわる事なく川端康成の雪国を思い出す。
やがて平バス停に近くに着き、駐車して出発準備をしているとバスも到着する。結構の人が下車したようだがどこに登るのか、皆子山へ来る人がいない。
安曇川対岸への橋を渡ると数件の民家がある。そこまでは除雪されているがその先の正教寺へと続く道は除雪されていなく、昨年は境に大きな段差があったのに今年は殆どない。
正教寺奥の登山口からすぐに急登が始まり、トレースは踏み固められアイスバーンになっているところがある。冬にはかくことのない汗が顔からポタポタと落ち、足は何時もと違うところに負荷がかかり我慢の強いられる登りだ。
見上げると清水さんと南井さんは相変わらず歩きが早く随分先に見える。梅川さんはマイペースの私に付き合って歩いてくれている。
平集落と安曇川 | 正教寺 | |
東稜線下部 | 東稜線上部 右上に山頂が見える |
この後、10~30mの急登と緩やかな歩きを3回繰り返すとP941に着く。
山頂手前のコルから 琵琶湖南部が見通せるが靄がかかって見難い |
山頂をなかなか見せない皆子山だが緩やかに登ると貸し切り状態の静かな山頂がそこにある。
山頂からは東に南井さんが毎日のようにスキー遊びをしている緩やかな山容の蓬莱山、北北東にはスーッと頭をもたげた容姿端麗の武奈ヶ岳が望める。風を避けて山頂直ぐ下で昼食とする。食べながら空を見ると暗く濃い雲が現れ、少し心配したが再び見上げた時はなくなっていた。
昨年同様にワカン歩きとピッケルを使っての滑落停止練習をするが今年は雪の質が悪いのか傾斜が足らないのか、なかなか滑らない。それでも根気よく尻滑りで雪を固めてから練習をする。結果はピッケルが必要な山には行けない事が再確認できた。
訓練の成果はあがらなかったが、仲間の雪に足を取られてこける姿が可愛らしく又、自身の姿にも重なりお腹の底から笑って子供の頃にかえった楽しい雪遊びとなった。
雪の皆子山山頂 積雪は70センチ程度 昨年より30センチ少ない |
山頂で | |
山頂から比良山武奈ヶ岳方面を望む | 山頂周辺での雪上訓練 | |
滑落停止訓練 | 山頂での記念写真 |
山頂で記念撮影をしていると3人の若者が登ってきた。ずいぶん軽装備にみえたが1人はアイゼンをつけていた。
下山は往路を辿る。山頂から下ってすぐ右の木にテープや布切れの多く付いているのが目に飛びこむ。寺沢谷へ下る分岐らしいが覗きこむと激下りになっている。
P941に登り返し方角変えるとここからは下っていくのみだ。
急こう配の難所に来た。アイゼンを付けようか少し迷ったが足の置き場を目で確認して慎重にそのまま下った。最後まで神経を使った下りだったが皆から少し遅れて無事に下山できた。清水さんはアイゼンが踏む氷の音を楽しみながら下りてきたと言う。
南井さんに堅田駅まで送ってもらい解散した。
参加者 会員4名(清水、梅川、南井、村上)
コースタイム
三田駅 | 7:01 | |||
川西池田駅 | 7:23 | |||
尼崎駅 | 7:45 | |||
大阪駅 | 7:45 | |||
堅田駅 | 8:35/8:50 | 所要時間 | ||
車 | 平バス~山頂~平バス停 | 5:10 | ||
平(450m) | 9:15/9:30 | 歩行時間 | 3:45 | |
正教寺(460m) | 9:35 | 休憩時間(訓練0:40を含む) | 1:25 | |
730m 展望台 | 10:25/10:35 | 測定機器 | スマホ | |
910mピーク | 11:05/1115 | ソフト | ジオグラフィカ | |
東ピーク(950m) | 11:45/11:50 | 測定点数 | 482 | |
皆子山山頂(971.5m) 昼食、訓練 | 11:55/13:20 | 歩行距離 | 7.06km | |
941mピーク | 13:40/13:45 | 累積登高 | 830m | |
840mピーク | 13:55/14:00 | 累積下降 | 830m | |
680m付近アイゼン着用、ザイル | 14:20/14:25 | |||
正教寺(460m) | 14:35 | |||
平(450m) | 14:40/14:50 | |||
車 | ||||
堅田駅 | 15:25/15:38 | |||
大阪駅 | 16:30 | |||
尼崎駅 | ||||
川西池田駅 | 16:53 | |||
三田駅 | 17:20 |