北摂剣尾山の山行記録/関西の山の会会員募集「山があるクラブ・Ⅱ」登山クラブ

山行記録

剣尾山(784m) 

2013年3月3日(日)晴れ
 予定の時間に全員がJR川西池田駅に集合、早速車で能勢町の剣尾山登山口へ向かう。途中清和台を抜けるあたりで、今日登る剣尾山と横尾山が見えた。横尾山は少し白くなっている。国道173を順調に走り、能勢の郷の横を通って登山口へ着く。しかし車を置く場所がなく、そのまま林道を400mほど登り、ダムの少し上流に5、6台は停められる広場を見つけ駐車する。すでに3台ほど停めてある。
 登山口へ戻り、登山開始。一昨夜それとも昨夜にでも降ったのだろうか、雪が少し残り、階段の横木にも霜が付いていた。地元の日曜早朝登山の人達なのか、上から2,3組が降って通り過ぎる。すぐに行者山特有の大石が見られるようになり、大きな大日岩の平たい表面に刻んだ大日如来像の前に出る。立派な線刻で、衣などは酸化色の黄褐色で、線、顔そして後背は刻まれて黒い色となり対比がいい。このそばに左へ胎内くぐり、西の覗きに行く小径の標識があったはずだが、見落として通り過ぎてしまった。 さらに進むとお堂があり、そこには弥勒岩という大岩が覆いかぶさり、4畳ほど、大人が20人近く雨宿りできる。その岩の左上にもより大きな岩ふたつがそそり立っている。路はこの大岩の下を通るがオーバーハングの壁面にクライミング用の埋め込みボルトが何本か打たれていた。いかにも大峰山や日本各地に行場を開きまた修験道を開いた役の行者(役の小角(えんのおずぬ 634-701年)が開いた行場らしい奇岩奇石が見られる。。
 すぐにピークらしくない行者山(469m)の頂に着く。
 ここからは稜線の東南斜面に付けられた路を行く。落ち葉と雪の交じる路である。右前の頂の右下に白っぽい背の高い岩が見える。恐らく10m近い高さがありそうである。名があるはずだが、何故かこの山の紹介には何の記載もない。

     
大日岩 大日如来像が刻まれている     弥勒岩
     
 右の弥勒岩とその左奥に聳え立つ大岩     六地蔵の東南稜にある大きな岩柱
剣尾山の名はこの岩に由来するのでは?

 さらに行くと六地蔵に出る。名の通り六体の地蔵が新しい赤い前掛けをして立っている。近くには他にも小さな地蔵が見られた。ここから上のなだらかな稜線は月峯寺の跡で、幾つものお堂の礎石、石垣そして井戸等の遺跡を見ることができる。近年町やボランティアによって発掘や整備が進んで、目に見えるものになってきていてうれしい。
推古天皇の時代(西暦600年頃)に日羅上人という人が起こしたという古い歴史を持っている。雪をかぶったアセビの大木にはすでに蕾の房が垂れ下がっていた。

 そこからすぐに芝生の広がる頂上に着いた。幾つもの岩があるが、一番高いところにあるのが蛙石と言われている。この上からは360度の展望が得られる。東は竜ヶ岳や愛宕山など京都の山、東南に釈迦岳とポンポン山、南に妙見山からフラットな嶺が続く箕面の山々。南西には中山連峰がそして西は羽束山、大船山、北には深山などが望めた。
 雲が広がってきて少し寒い。時間も十分にあるので、コーヒーを作り、早い昼食とする。ポンカンなども配られる。後続のパーティもドンドン登ってきた。6~7パーティもいたろうか。さすがにポピュラーな山である。京都からも一人で来たという女性などにも出会う。

     
 六地蔵    剣尾山山頂の蛙石 360度の展望が得られる

   昼食後横尾山へ向けて出発する。両側の林ははを落としていて明るい。下は丈か20センチ程度の小笹が雪を被っている様もなかなかいい被写体になった。やがて丹波の国と攝津の国の境を示す高さ2mほどの国界の石柱が立っている。さらに林の中を行き、急坂を上りきると横尾山の山頂(784.9m)に着いた。このあたりかの深山や三岳そして小金ヶ岳などの展望はいい。
 落葉潅木の細かい枝にはマユ玉のように雪の小さなボールが付き、リョウブなどの幹の北側にはエビノシッポになりかけの氷がついて面白い光景になっていた。また晴れ間が広がって来た。

丹波と攝津の国界の石柱 遠方に多紀アルプスの三岳そしてその右に
小金ヶ岳を望む
     
 横尾山山頂(784.9m)    アセビと枯れた笹の横尾山の稜線を行く

 そのまま150mも行くと路は左右に分かれる。右に行くと稜線から西へ能勢の郷へおりる少し悪い路があり、左の路は鹿除けネット沿いの急な路ながら、大半の人はこちらを使用している。送電鉄塔を過ぎてさらに降ると"21世紀の森"の"頂上広場"の標識とハイキング路案内地図がある少ピークに出る。
 ここから丸太でステップをつけた階段路を降り、見晴らし峠と一休み峠の分岐では真っ直ぐ進む後者の路をたどり次の十字路で左に"水辺への路"へと少し急な階段を降るとダム池の上流の水辺広場に出た。屋根付きの休憩所がある。浅い川中の石を飛んで対岸に出たところが、登山口と駐車スペースを結ぶ林道であった。

 久し振りに手軽な山行でしたが、雪の景色や歴史遺跡を楽しむことができました。 (清水信)



参加者 会員3(清水信、白柳、村上))

コースタイム

JR川西池田駅 8:30
登山口奥駐車スペース 9:10/915 所要時間 4:25
登山口 9:20/9:25 休憩時間 0:50
行者山 9:55 歩行時間 3:35
六地蔵 10:45 歩行距離 7:74km
剣尾山 11:05/11:35 累積登高 771m
横尾山 12:20/12:25
頂上広場 12:55/13:05
ダム池 13:30
登山口奥駐車スペース 13:40/13:45
JR川西池田駅 14:25

            剣尾山トラック地図

この背景地図等データは、国土地理院の電子国土Webシステムから配信されたものである。

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