2012年7月22(日)晴れ
道南の最高峰、狩場山は日本三百名山にも選ばれている。この山へは2004年6月以来の2度目の登山だ。それ以前の1999年5月にも訪れたが、まだ林道のゲートが閉まっていて引き返したこともある。
前日の大平山の後、島牧のユースホステルに泊まり、この日の登山となった。夕刻には17:00発の新千歳からのフライトがあるので、気分的にはそうのんびりとしていられない。
千走川(チハセガワ)温泉や賀老キャンプ場を過ぎて登山口の駐車スペースに車を停めて出発する。頂上まで820mほどの登りだが、途中は10等分され、1合目、2合目と、木の札が枝に取り付けてある。
初めはダケカンバの林の中の路を登って行く。下部雪渓(お花畑)まで来れば、見晴らしも利いてきて気分的に楽になる。
下部雪渓付近からの大平山 その奥に羊蹄山 下部雪渓からの南狩場山
ここからは上部雪渓の上に南狩場山の南壁が見える。
大平山もそうだったが、稜線の右側、南〜東斜面は樹林はなく、広いササや草原となっている。冬の西風や積雪、雪崩等と関係しているのだろうか。
上部雪渓(お花畑)は気持ちいい休憩所だ。6月なら雪渓の脇の草付きにはシラネアオイがきれいなピンクの花を咲かせる所だ。今はアオノツガザクラやフギレオオバキスミレなどが花をつけているに過ぎない。
上部雪渓 上部雪渓付近のフギレオオバキスミレ
雪渓を登り、右に渡れば、登山道が現れ、ダケカンバ等のの林の中の暗い岩場を行くと、南狩場山(1404)に出る。
このピークを過ぎるとゆったりした広い草原に出る。そしてその先に狩場山の頂上が見える。路の脇はイワイチョウなどが群生している。途中直径15mほどの池や、タライのような小池が見られる。
八合目付近からの狩場山(左)と南狩場山(右) 9合目付近のシナノキンバイ
頂上まで続くイワイチョウ等の草原 頂上から見た羊蹄山(中央)と大平山(右)
頂上に祠もあり、そこではは数人の若者たちが休んでいた。日当たりがきついので私達は北側の木の陰に入り、昼食とした。
下には雲海が広がり、羊蹄山や大平山が浮かんでいた。
この後、登山口を目指してどんどん下り、予定より早く、登山口へ着いた。
千走川温泉で入浴して一息入れた後、順調に新千歳空港に着くことができた。 (清水)
参加者 2名 会員(清水、南井)
コースタイム
7月22日(日) | |
島牧YH 18km | 5:45 |
狩場山登山口700 | 6:15/6:20 |
下部雪渓 | 7:45/7:50 |
上部雪渓 | 8:10/8:20 |
南狩場山 | 8:45 |
狩場山頂上 | 9:05/9:20 |
南狩場山 | 9:35 |
上雪渓 | 9:50 |
下雪渓 | 10:05 |
狩場山登山口700 14km | 10:55/11:10 |
千走川温泉 50km | 11:20/11:50 |
黒松内JT 道央道47km | |
有珠山SA 道央道95km | 13:20/13:40 |
千歳IC | 14:45 |
新千歳空港 JAL2514 | 15:40/17:00&18:15 |
関西空港 | 20:10&21:25 |