北海道道央 徳舜瞥山、ホロホロ山山行記録/関西の山の会会員募集「山があるクラブ・Ⅱ」登山クラブ

山行記録

徳舜瞥山(1309)、ホロホロ山(1322.3)山行
2014年7月20日(日) 曇り 風強し 

昨夜遅く降っていた雨は止み徳舜瞥山麓キャンプ場の朝はすっぽりと雲に覆われていた。雨露に濡れてもいいような身支度を整え、車で登山口駐車場へ向かった。
 駐車場から歩いてすぐの所が
5合目で登山届のボックスが設置されていて「ホロホロ山へ 徳舜瞥山頂まで約100分」と書かれた案内板があった。
 白樺林の中の道はゴロゴロした石が敷かれていて少し歩きにくい。水の涸れた石の多い沢を横切って登って行くと大きなフキの葉が青々と茂った道となる。トリアシショウマものびやかにかたまって咲いていて派手さはないがきれいな花だと思った。
 水の流れる沢が現れ、一本の丸木橋が渡してあったが足を滑らせそうな気がしたので、一旦下に降りて渡り前方を見上げると6合目と書いてありベンチが二つあった。それからだいぶん歩いて明るい広場に出たがそこが7合目で
8、9合目は程無く通過した。
 9合目は見晴らし台になっていたが今日は曇り空で何も見えないが足元に咲く花々は生き生きとして名前を言い合いながら歩くのも楽しい。山頂まで
600m、林の中のなだらかなジグザク道が続き、やがてハイマツ帯となり随分高い山に登っているような気がした。晴れていたらどんなに良い眺めであろうかと想像する。
 ハイマツの下の方に一輪のマーガレットの花を見つける。こんな高い所に咲いているのが不思議に思ったが登りついたところはマーガレットの他にオトギリソウ、チシマフウロ、ヨツバシオガマなど色とりどりの花が咲きそろったロックガーデンのようである。

 山頂は右方ほんの少し先にあった。大きな岩の山である。岩の上に乗って見下ろしてみたがガスで乳白色、何も見えなかった。分岐まで戻り「徳舜瞥別山→」の方へ進む。所々にお花が咲いている急なガレ場を滑らないように気を付けて下る。ホロホロ山まではすぐ近くのはずだが強風に吹きさらされる縦走路はずいぶん長く感じた。途中ガンバー岩とペンキで書かれた大岩の横を通った。ストックを放すと身体ごと吹き飛ばされそうになり、体力を消耗して身体も冷えてきたので私はもうここで待っていようかと弱気になったが、岩陰で上着を一枚増やし少し気を取り直して岩場を数回越えるともうすぐそこがホロホロ山の頂上だった。大きな一等三角点があり北海道
100山に選定されているようだ。晴れていればゆっくりと展望を楽しむところだろうが風が防げる岩陰で一休みしてすぐに来た道を戻る。
 
 徳舜瞥山の分岐まで戻り、下りの道に入ると風も当たらずホッとした。お花の名前の復習などしながらどんどん下り、6合目の水場で喉を潤し登山口へ戻る。ボックスの登山届には私達の後に2グループの名前があったが出会うことなく、雨の後のみずみずしくしっとりとした静かな山を楽しめた。車でキャンプ場へ戻りテントを撤収し、道の駅キノコ王国に立ち寄りキノコ汁とキノコとワカサギの天ぷらの昼食を摂り、一路空港へ向かった。 (岡村)

 
 伊達市大滝町の徳舜瞥山麓キャンプ場にテントを設営   大型のセリ科植物、オオカサモチの蕾  
     
 徳舜瞥山への登りの森    徳舜瞥山山頂にて
     
 ホロホロ山山頂にて 手前は一等三角点の標点    ハイオトギリがきれいに咲いていた

参加者 会員3名(清水、村上、岡村)、会員外1名(大和)

コースタイム

徳舜瞥山麓キャンプ場 /6:05 行動時間 5:25
徳舜瞥山登山口 6:10/6:35 内歩行時間 4:25
7合目下 7:20/7:25 内休憩時間 1:00
徳舜瞥山山頂 8:35/9:00 徒歩距離 8.28km:
ホロホロ山山頂 9:25/9:40 累積登高 1092m
徳舜瞥山山頂 10:15 累積下降 1092m
7合目下 11:05/11:15
徳舜瞥山登山口 12:00/12:15
徳舜瞥山麓キャンプ場 12:20/12:45
フォレスト276大滝(昼食) 13:00/13:40
新千歳空港 15:00


 
         徳舜瞥山、ホロホロ山トラック地図 1

この背景地図等データは、国土地理院の電子国土Webシステムから配信されたものである。

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