2010年11月13日(土) 晴れ
予定の7時に全員集合。名神高速を京都東で降り、国道161号線(湖西道路)経由367号線に入る。真野ICを出てすぐのセブンイレブンで弁当等を仕入れる。
坊村の地主神社前には登山客の車が12,3台ほど。わずかに残るスペースに駐車する。国道367号線からの入口にトイレがある。
登り出しは急である。一途に登る。次々にパーティが登って行く。標高800から900mあたりの紅葉は美しい。ブナやイタヤカエデの黄色、ウリハダカエデ、ハウチワカエデ、そしてドウダンツツジの赤などがグラデーションを交えながら山や谷を覆っている。
御殿山への登り路の紅葉 御殿山への登り路の紅葉
930mのピークを真っ直ぐ登るコースと古い道標のある右に巻くコースがあり、後者をとるがすぐに谷すじに路跡が消える。左に緩い斜面を登り、林野庁標識のある930mのピークを通る路に出る。地図にある後者の路も谷すじから右を探せば見つかるかも知れない。
休憩の度、クッキーとかチョコレートなど皆から嗜好品が配られる。
御殿山の手前にはいくつかのコブがあり、御殿山のピークは遠い。ここから登山者が群がっている武奈ケ岳がすぐ近くに見える。
御殿山付近から武奈ヶ岳を望む
天気予報の晴れ空ははずれ、薄曇り模様。黄砂の影響もあるかも知れない。近くの蓬莱山さえも霞んで見える。琵琶湖も雲海に埋まっていたが、武奈ケ岳の山頂からは東に尖った伊吹山、東北東に新雪で白くなった白山が見えた。ここで昼食とする。ガスバーナーで湯を沸かし、参加者からのドリップ式のコーヒーとコーンスープで身体を温める。そしてオレンジも配られる 。
記念写真を撮って13時に帰路に着く。中峠への分岐を越えて御殿山コースに踏み込んだところで、行けるだろうと思い直して予定の中峠への路に戻る。ここからコヤマノ岳を経て中峠までは順調に歩く。
中峠からシャクシコバノ頭への60m登り、ここから下りとなる。1090mの箇所でそのまま真っ直ぐ谷に下りそうになるが、路は左に90度曲がるのが正しい路だ。落葉に路が覆われていて間違いやすい所だ。緩急あるトレースを行くとロープを張った急な下りの難所があり、さらに下ると急な沢を降りる難所が現れる。ここを緊張しながら過ぎると沢から右に分かれ、並みな登山路となり、牛コバ―南比良の路に出る。この分岐には小川新道の標識がある。
ここから少し行くと奥の深谷の渡渉点に着く。丸太3本を束ねた橋は川下に流されていた。水量が少ないので、流れの中の岩を伝って対岸の岩に取り付く。
路は細くなり、足場の悪い小沢を2度ほど渡り、また40m登る。その後急な斜面につけられた水平な路が続いた後、ジグザグの下りとなる。路が落葉に埋もれているためか、メンバーのペースが大分落ちた。
坊村着は17時過ぎることが確実になったため、坂の途中で、ライトの準備をする。
幸い牛コバからは砂利の車道で、暗くなっても安全に下れることが分かりほっとした。坊村手前のふたつのヘアビンにかかる頃は暗さもまして、ライトを点けるメンバーもいた。
坊村の感じいい建物の料亭旅館、比良山荘で持ち帰りの鯖寿司があるかと聞くと、すでに終えたとのこと、帰路に鯖寿司を売る店があると聞き、そちらで求めることとした。
花折トンネルの手前の花折山荘に鯖寿司とあり、店に入る。一本4,800円也と書かれた竹皮に包まれた寿司を見て皆びっくり。半分でも売るという女将さんの言で5人がそれぞれ半本を買う。ずっしりと思い。鯖の厚さ、大きさは柿の葉寿司程度と思っていたが、家に帰ってから開いてみるとその2倍以上もあり立派なことにびっくりし、その値に納得した。6切れあり、3人前はありそうだ。味も素晴らしかった。
帰路真野の手前から渋滞で車が動かない。161号線でもしばらくは渋滞が続いた。名神は順調で予定より約1時間遅れの19時10分頃竹田駅に着いた。なによりも無事に今日の旅を終えたことを感謝して解散した。ご苦労さまでした。
13kmのコース長、900m(累積1,288m)の登りそして下りの小川新道はベテラン向きで初心者の皆さんには少しハードだったかと思います。それでも予定よりわずか1時間遅れで元気で歩き通して自信をつけた山行きだったと思います。
(清水)
参加者 6名
コースタイム
近鉄竹田駅北西口集合 | 07:10 |
京都南IC | |
京都東IC | |
葛川坊村登山口(300m) | 08:15/8:30 |
御殿山(1097m) | 11:20/11:25 |
武奈ケ岳(1214m) | 12:10/13:10 |
中峠 | 13:40/13:45 |
奥の深谷 | |
小川新道分岐 | 15:05/15:10 |
牛コバ | 16:30 |
坊村 | 17:20/17:35 |
京都東IC | |
京都南IC | |
近鉄竹田駅解散 | 19:10/19:20 |
比良山武奈ヶ岳トラック地図
この背景地図等データは、国土地理院の電子国土Webシステムから配信されたものである。
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