鈴鹿 御在所岳山行記録/関西の山の会会員募集「山があるクラブ・Ⅱ」登山クラブ

山行記録

鈴鹿 御在所岳(1212m)、国見岳(1171.5m) 

2013年11月9日(土) 晴れ

 御在所岳(ございしょだけ)は、三重県三重郡菰野町と滋賀県東近江市の境にある標高1,212 mの山で、御在所山とも呼ばれる。鈴鹿国定公園の中に位置し、日本二百名山、関西百名山及び鈴鹿セブンマウンテンに選定されている。
 急峻な岩壁やツツジ科の花々が美しく、変化に富んだ山である。春にはアカヤシオやシロヤシオ、スミレなどの様々な植物秋には紅葉、冬には樹氷と、四季を通じて楽しむことが出来る。一方で、「藤内壁」などの岩肌を有し、ロッククライミングのメッカともなっている。冬には氷壁や氷瀑のアイスクライミングも楽しめる。三重県側の湯の山温泉から山頂直下まで御在所ロープウェイが通じている。広い山頂部は御在所スキー場となっており、そのリフトを利用して、一等三角点のある山頂まで行くことができる。
 今回は、山があるクラブ・Ⅱの11月例会で、秋の紅葉と奇岩を求めて訪れた。10日(日)が雨天との予報で、予備日の9日(土)に実施した。
 御在所岳への登りは中道を選択し、国見尾根を下りるコース設定とした。登山口は、紅葉を求める多くの登山客で混雑し、駐車場所に苦労した。パトカーがしきりに往復し、登山口では、警官が注意を呼びかけていた。老若男女の各グループ、子供ずれ夫婦、カップル等々、賑やかな1日だった。


 守山市の自宅を6:50に出発、武平峠を越え、8:30には中道登山口に着いた。その前から、両脇は車が駐車し、空きがない。登山口の横は、警官が注意を呼びかけているためかえって空きスペースがあり、すぐ横の道路脇に止める。待ち合わせ時間9:10までたっぷりと時間があるため周辺を探索する。湯の山温泉からの登山客が、登山口の橋の下から続々と現れる。車も駐車場所を求め、ひっきりなしに往来する。待つこと1時間20分、大阪からの3名にやっと合流し、スタートする。いきなりの急坂で、滑りやすいところも結構多い。
 裏道分岐で少し緩やかになり、また登りで4合目に着く。2枚の巨大なマナ板のような花崗岩が背負われたように立っている。
おばれ岩(負われ石ともいう)がでんと居座っているのだ。ここからはロープウェーと御在所岳の東面の岩壁が見える。すばらしい景観だ。りんごをご馳走になり奇岩の間を通り抜けながら、地蔵岩に出る。更に小ピークを進み、キレットで急な岩壁を下った後、また急な登りを行く。キレットあたりは紅葉がきれいで写真を何枚か撮る。鎌ヶ岳の鋭鋒が存在感を示している。なおも続く岩場を行き、上の大きな岩場を巻くためのクサリ場を過ぎ、出発してから2時間で富士見台(朝陽台ともいう)に着いた。

 おばれ岩(負われ石)    地蔵岩 見事な力学バランス
     
 御在所岳東面の紅葉    南に鎌ヶ岳の尖峰とロープウェーを望む

 ここからは、鈴鹿山脈の南が一望できる。伊勢湾もずっと見通せた。知多半島も先まで見える。
 ロープウエイ駅に立ち寄り、昼用の水を求めた後、予定時間通り、山頂に着いた。山頂からは、東に雨乞岳、南に鎌ヶ岳が身近に迫り、南北の鈴鹿山脈を一望できる。雨乞岳の後には比良山系の山並みが遠望できる。やや肌寒い中、たっぷりと昼食時間を取った。おいしい味噌汁をご馳走になり、あれこれと話が弾む。

   
 御在所岳山頂から北方、御池岳や霊仙山の展望    山頂の三角点で

 昼食の後、ゲレンデを下り、歩きにくい道を国見峠に向かう。あまり歩かない近道で、すぐに峠に着く。何人かが休んでいる。この先に藤内壁全体を見渡せる岩場に出た。東海地区のロッククライミングのメッカだ。よく見ると4、5名のクライマーが取り付いている。
 帰りの国見尾根分岐に出て、石門を見学、岩の上で少し時間を取る。元に戻り登ると、すぐに国見岳山頂だ。ここからは鈴鹿山脈の北が一望できる。すぐ目の前には釈迦岳、左手に御池岳のなだらかな山容が見える。その中心に頭だけ顔を見せる伊吹山は今日はかすんで見えない。その左手には、霊仙山が遠望できる。
 しばらく、眺望を楽しんだ後、分岐まで戻り、国見尾根を下る。急峻で気が抜けない。あまり利用されている様子もない。天狗岩、ゆるぎ岩の奇岩を楽しんだ後、ひたすら下る。小岩峰手前のガレ場からで左の沢に下る路は荒れているためか通行禁止になっている。小岩峰でやや道が分かりにくくなっているが、表示に従い、右前方の道を下りる。ここから45分、国見岳から1時間20分で藤内小屋に着く。裏道を下ってきた結構な数の登山客が休んでいる。小屋からすぐの分岐を、中道方面ヘ向かう。合流点まで、約120mの登り、結構、辛い登りとなる。3合目の合流点に出でると、ほっとする。ここからは15分の下りで出発の登山口についた。私は477号線を武平峠に向かい、3人は四日市ICに向かった。私は同じ時間で自宅に帰れたが、大阪方面は菰野町で渋滞に会い、鈴鹿ICから高速に入るなど結構手間取ったようだ。今日は、比較的暖かく、素晴らしい紅葉と奇岩の数々を楽しむことができた。皆様、ご苦労さんでした。 (南井)

   
 花崗岩の岩壁、藤内壁    藤内壁でクライミングする人達(左1、中1、右2名)
     
 国見岳の石門 上からの展望は見事    石門から御在所岳、雨乞山方面を見る
     
 国見尾根、天狗岩    ゆるぎ岩と天狗岩

参加者 会員3名(清水、南井、村上)、その他1名(大和)、計4名

コースタイム

川西 6:20 登山口(560m) 9:50 登山口No2駐車場(590m) 16:25/16:35
千里中央 6:30 裏道分岐(720m) 10:10 菰野町(渋滞) 16:45/17:05
吹田IC 6:45 負われ石(800m) 10:25 鈴鹿IC 17:30
土山SA 8:05/8:20 地蔵岩(860m) 10:40 土山SA 17:40/18:10
四日市IC 8:40 小ピーク(890m) 10:45/10:50 中国豊中IC 19:15/19:25
477号線登山口No2駐車場 9:30/9:40 キレツト(900m) 11:05 蛍ヶ池 19:30
岩場巻き道クサリ場(1100m) 11:35 川西 20:10
守山 6:50 朝陽台(1180m) 11:50/12:00
477号線登山口 8:30 ロープウェー駅(1200m) 12:05/12:10 477号線登山口 16:25
御在所岳山頂(1212m) 12:25/13:20 守山 18:05
国見峠(1080m) 13:40
国見尾根分岐(1160m) 13:55
石門 13:55/14:00 行動時間 6:40
国見岳山頂(1170m) 14:05/14:10 歩行時間 5:10
国見尾根分岐(1160m) 14:15 歩行距離 9.26km
天狗岩、ゆるぎ岩(1130m) 14:20/14:25 登高標高(駐車場~登山口) 1183m
コル(1080m) 14:40 下降標高(駐車場~登山口) 1279m
小岩峰(1004m) 14:45
藤内小屋(660m) 15:30
湯ノ山温泉方面分岐(600m) 15:35
コル(690m) 15:50/15:55
中道(720m) 16:05
登山口(560m) 16:20/16:25


 
         御在所岳トラック地図

この背景地図等データは、国土地理院の電子国土Webシステムから配信されたものである。

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